不動産賃貸領域DXのイタンジ、不動産売買領域DXのハウスマートと経営統合、顧客の多様なニーズに対応し、さらなる付加価値提供を目指す
<ニュース概要>
不動産賃貸領域DXを推進するサービスを提供しているイタンジは、不動産売買仲介支援に特化したサービスを提供するハウスマートの発行済み株式の取得を通じて同社をグループ会社化することを決定し、両社は2024年1月4日を目処に経営統合を進める予定。
経営統合の目的と期待される効果
イタンジは不動産賃貸領域で業務効率化を図り、ハウスマートは不動産売買領域で業務効率化を提供しており、この経営統合により多様な不動産会社のニーズに対応し、組織・顧客基盤・テクノロジーのシナジーを活かし、マーケットシェアを拡大する計画。
イタンジの実績
イタンジは不動産賃貸業務支援サービスにおいて仲介会社利用率No.1(※1)であり、導入顧客数は約2,700社(※2)、年間97万件(※3)の電子入居申込数を誇り、全国賃貸入居申込件数の約3割(※4)を占めている。
(※1)「2023年引越しシーズン(1〜3⽉)における新型コロナウイルスの賃貸不動産マーケット への影響調査」
(※2) 2023年10⽉末時点
(※3)対象期間:2022年11⽉1⽇〜2023年10⽉31⽇
ハウスマートの特徴
ハウスマートは「住を自由に」というミッションに基づき、不動産売買仲介の業務効率化を実現する「プロポクラウド」を提供。これにより、物件の自動提案や顧客の見える化、最適なアプローチによるアポ獲得率・見学率向上に寄与している。
経営統合の背景
両社は共通の「テクノロジーの力で業界課題を解決したい」という想いから経営統合に至った。統合により、不動産会社向けにワンストップで賃貸・売買・管理の領域をカバーする統合プラットフォームを構築し、業界の課題解決に貢献する展望が示されている。
経営統合の日程
まとめ
不動産市場のDX推進は業界の進化を象徴しており、経営統合によって生まれるシナジーは市場全体にポジティブな影響を与えることが期待されます。不動産業者がテクノロジーを駆使し、顧客中心のサービス提供に注力する姿勢は、これからの不動産取引の新しい潮流を築くものとなるでしょう。
※画像参照:イタンジ株式会社 HP