引用記事:内見申込受付をオンライン化する新サービス「スマート案内予約」を提供開始
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、2023年7月12日(水)よりスマートソリューションの新サービスとして内見申込受付をオンライン化する「スマート案内予約」の提供を開始することを発表しました。
この記事のポイント
「スマート案内予約」は、不動産業界において内見申込受付業務をオンライン化するシステムです。このサービスにより、従来の電話やファックスでのやり取りを省き、不動産会社の業務負担とコストを削減し、内見までのリードタイムを短縮することが可能です。賃貸居住用だけでなく、賃貸事業用や売買居住用、売買事業用にも対応しています。
このサービスの背景には、アットホームの調査結果があります。30歳未満の社会人の約半数が、「内見したい物件が見られなかった経験がある」と回答しており、その理由として「元付会社と連絡が取れなかった(休日・営業時間外)」などが挙げられました。このサービスでは、客付会社が元付会社の営業日や営業時間に関わらず内見申込ができるため、消費者のニーズに合わせた接客が可能となっています。また、消費者が入居申込をオンラインで行える「スマート申込」との情報連携も予定されています。
このサービスの主な特長としては、不動産情報流通プラットフォーム「ATBB(アットビービー)」との連動が挙げられます。元付会社はATBB上で公開する物件から内見予約の受付ができ、物件情報とともに鍵情報や内見予約の受付時間などをシステム上に登録することができます。これにより、客付会社からの内見申込に関する問い合わせを減らすことができます。一方、客付会社はATBB上で検索可能な物件情報から内見予約ができ、内見時の注意事項や鍵情報の確認もシステム上で行えるため、元付会社とのやり取りを減らしてスムーズに内見準備ができます。
さらに、このサービスでは内見スケジュールをシステム上で一元管理することも可能です。元付会社は内見予約の受付から変更やキャンセルまでをシステム上で管理し、対応の漏れを防げます。同様に、客付会社もシステム上で内見スケジュールを一元管理できるため、スムーズな日程調整が可能となります。
さらに、内見評価と予約実績の分析機能も提供されています。元付会社は消費者と客付会社からの内見評価や過去の内見予約実績を確認できるため、物件の品質向上に役立てることができます。客付会社も内見予約の実績と消費者の評価結果を確認し、次の内見対応に生かすことができます。
「スマート案内予約」は、アットホームの「スマートソリューション」の一環として提供されるサービスであり、不動産業務の効率化と円滑化を図り、不動産会社がコア業務に集中できる環境を提供することを目指しています。アットホームは、全国62,000店以上のアットホーム加盟店の業務効率化と生産性の向上をサポートするため、様々な商品やサービスの開発・提供を通じて不動産業界の活性化、IT化、およびDXに取り組んでいます。