新資格『賃貸住宅メンテナンス主任者試験』始動~試験申込者数は3ヶ月で1万5千人を突破~
<ニュース概要>
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が、賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度を創設し、賃貸住宅メンテナンス主任者試験の申込を開始しました。この試験は、賃貸住宅の維持保全に関する知識を広く取得した人材を認定するものです。
近年、リモートワークの増加や単身世帯の増加により、賃貸住宅の需要が高まっています。一方で、賃貸住宅に関するトラブルも増加しており、その解決には適切な知識と技能が必要です。この試験は、建物の維持保全に関する基本的な知識と技能を有する人材を育成することを目的としています。
※国民生活センターの集計(令和5年)によると、国民生活センター等に寄せられる賃貸住宅に関する消費生活相談件数は、毎年約35,000件に上ります。うち約4割を「退去に伴う原状回復に関するトラブル」が占めており、特に引越しシーズンである3月前後に例年集中しています。
試験申込者数は初日だけで1,037人を記録し、その後も注目が続き、3か月で15,000人を突破しました。試験はオンラインで受験可能であり、受験申込後90日間は何度でも受験できます。また、受験資格が必要なく、自由な時間と場所で受験できる点も特徴です。
これにより、入居者やオーナーを含む賃貸住宅を取り巻く全ての人々がより安心できる住環境が実現されることが期待されています。
【賃貸住宅メンテナンス主任者試験概要】——————————————–
1.申込日程:通年(24時間365日)
2.試験日程:通年(24時間365日)
※申込(決済)より90日間受験可能
3.試験形式:IBT方式
4.受 験 料:9,900円
5.出題形式:正誤式(100問)
6.申 込:https://www.jpm.jp/maintenance/
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PR TIMES
まとめ
賃貸住宅メンテナンス主任者試験の始動は、賃貸住宅市場における建物の維持保全の重要性を再確認させます。賃貸住宅の需要が高まる中、トラブルの解決や予防には専門知識が必要不可欠です。このような資格制度の設立は、入居者やオーナー、管理業者など、関係者全体の利益につながるものと考えられます。将来的には、より安心で快適な賃貸住宅環境が提供されることで、市場全体の発展に繋がるでしょう。
※画像参照:PR TIMES