不動産・建築業界の業務効率を革新するAIサービス、これまでの累積データを活かした日本のレイアウトデザインに合う自動生成型ステージングが誕生間近。
<ニュース概要>
株式会社RealtyBankは、同社が提供する「デジタルステージング(人手制作型サービス)」の導入企業数が1,500社を突破し、累計納品画像枚数が30,000枚を超えたことを発表しました。
さらに、2025年5月の業務フロー改善により、平均納品時間は7時間27分まで短縮されたとのことです。これにより、同社のサービス品質と対応スピードが大幅に向上したことが示されています。
「デジタルステージング」とは?
2022年9月よりサービス提供を開始した「デジタルステージング」は、デザイナーが空室画像をもとに家具配置や空間演出を施すサービスです。これまで1,500社以上の導入実績と30,000枚以上の納品を通じて、豊富な画像データと顧客要望を蓄積してきました。
この実績をベースに、AIへの機械学習を進めることで、より迅速かつ高品質なサービスとして「デジタルステージングAI」が誕生します。
サービスURL:https://digitalstaging.co.jp/lp
次世代型サービス「デジタルステージングAI」今夏リリースへ
同社では、これまで蓄積してきた画像データと顧客ニーズを基にAIの機械学習を進めており、完全自動化された新サービス「デジタルステージングAI」の2025年夏リリースを予定しています。
この新サービスは、従来の人手による画像編集プロセスをAIに置き換えることで、最短10秒での画像生成を可能にします。ユーザー自身の操作で、家具の配置や削除、床・壁・天井の変更などがリアルタイムで行えるようになり、納期の大幅短縮が実現される見込みです。
また、料金体系もサブスクリプションモデルを導入予定で、1枚あたり100円から利用可能としています。オペレーター不要でスピーディな運用が可能になるため、現場の業務効率化にも貢献することが期待されています。
▼紹介動画(YouTube)
まとめ
物件写真の印象が反響や成約に大きく影響するなか、「デジタルステージング」は多くの不動産事業者にとって有効な手段として浸透してきました。今回の発表では、導入企業数の増加や納品スピードの改善といった確かな実績が示されており、同社のサービスが現場にしっかり根付いていることがうかがえます。
今後リリース予定の「デジタルステージングAI」は、画像生成の即時対応や低価格での提供が予定されており、現場の業務効率化やコスト削減に貢献することが期待されます。人手による丁寧な作業と、AIのスピード・利便性をうまく使い分けることで、より多様なニーズに対応できるサービスとなるのではないでしょうか。
不動産業界におけるデジタル技術の活用が進む中で、こうした動きは今後も注目していきたいところです。