LIFULLが掲げる“次世代の住まい探し構想”統合型AIエージェント「LIFULL AI」を発表!創業から30年間で蓄積したLIFULLのあらゆるデータをつなぎ、一人ひとりに“最適解”を提案
<ニュース概要>
株式会社LIFULLは、生成AI時代における新たな情報提供の形として、統合型AIエージェント「LIFULL AI」の提供を開始しました。
「LIFULL AI」は、LIFULLグループが保有する複数のデータベースを横断的に統合する独自のAI基盤です。第一弾として、不動産・住宅情報領域における対話型探索アシスタント機能「AIホームズくん」の実装から開始し、今後は順次対応領域を拡張していくとしています。
「検索」から「提案」への転換を背景に開発
近年、情報量の増加により、生活者が検索を通じて自力で最適な情報にたどり着くことが難しくなっているとされています。特に住み替えなどのライフイベントにおいては、専門性の高い情報や複数の検討要素が絡み合うため、情報収集の負担が課題となっていました。
LIFULLは、中期経営計画(2026年9月期~2028年9月期)において「住領域×AIでNo.1」を掲げており、こうした課題をテクノロジーによって解決する手段として、「LIFULL AI」をポータルサイトに代わる統合型AIエージェントとして開発しました。
同社は、「自ら条件を指定して探す」従来型の情報収集から、AIが個人の文脈や希望を理解し、最適な情報を提示するスタイルへの転換を目指すとしています。

ChatGPT×独自データの融合
「LIFULL AI」は、世界最高水準の対話能力を持つChatGPT(OpenAI社)の技術をベースに、LIFULLが蓄積してきた膨大なデータを接続しています。 「LIFULL HOME’S AIホームズくん BETA LINE版」(※)等、これまでに得た知見を活かし、検索されるデータの構造を刷新しました。従来のキーワードマッチングでは拾いきれなかった感覚的なリクエストに対しても、AIが高い精度で意図を理解し、膨大な物件やエリアデータの中から最適な回答を導き出します。
※【国内不動産ポータルサイト初※「ChatGPT」の技術を活用】LINEで24時間いつでも住み替え相談ができる「AIホームズくんBETA LINE版」を提供開始(23年4月)https://lifull.com/news/34494/
散在する情報を横断して解析し、生活者の手間を大幅削減
LIFULLグループが事業展開する領域(不動産売買、介護施設入居、不動産投資など)は大きな意思決定となるため、検討難易度も高くなっています。そのなかで、生活者は少しでも多くの検討材料を集めるために、物件・施設検索ページだけでなく、エリア情報やお役立ち情報メディアなど多岐にわたるサイトを自力で参照する必要がありました。「LIFULL AI」は、住まい探しをはじめ、LIFULLグループにおける各サイトが個別に提供する様々な情報を横断的に解析し、ユーザー一人ひとりの文脈に合わせた提案を行います。これによりユーザーの知見の不足を埋め、検討の手間を減らすことができます。
待っているだけで最適解が届く。自走する「Push型」提案
機能的な特徴として挙げられるのが、ユーザーからの問いかけを待つだけでなく、AIが自律的に考え行動する「自走型(Push型)機能」です。 一度希望条件やライフスタイルの好みを学習すると、「LIFULL AI」はユーザーに代わって24時間365日、市場に出回る膨大な情報を監視し続けます。条件に合致する新着物件や、価格変動があった際には、AIが能動的に通知(Push)を行います。LIFULL HOME’Sが誇る物件鮮度No.1(※)のデータベースなどと連動させることで、ユーザーは検索画面に張り付くことなく、最適かつ最新の情報を受け取ることが可能になります。
※:LIFULL HOME’Sが 「物件鮮度No.1 」を2年連続で獲得 https://lifull.com/news/43470/
PR TIMES
第一弾機能として「AIホームズくん」を提供
今回の提供開始にあたり、第一弾機能として不動産・住宅情報領域に特化した「AIホームズくん」がリリースされました。自然言語による相談からユーザーの希望を汲み取り、物件情報やエリア周辺情報を参照したうえで提案を行う機能とされています。
今後は、介護領域や不動産投資などの分野にも対応を拡張していく予定です。

まとめ
不動産情報をはじめとする住領域では、選択肢の多さそのものが検討の難しさにつながるケースも少なくありません。「LIFULL AI」は、情報を探す行為そのもののあり方を見直し、AIを通じて整理・提示する仕組みとして位置づけられています。
今後、こうした統合型AIエージェントがどのように生活者の意思決定を支えていくのか、また不動産ポータルの役割がどのように変化していくのかが注目されます。
※画像参照:PR TIMES



















