「いい生活賃貸管理クラウド」仮受金管理機能をリリース、賃貸借契約と紐づく仮受金管理で、より正確な入出金管理を実現
<ニュース概要>
株式会社いい生活は、同社が提供する「いい生活賃貸管理クラウド」において、新たに「仮受金管理機能」をリリースしたと発表しました。本機能の追加により、不明な入金や過入金の整理が容易となり、入出金管理業務の正確性・効率性向上が期待されています。
■背景:賃貸管理における“仮受金”の課題
賃貸管理業務では、契約者からの過入金や、どの契約に紐づくか即座に判断できない不明入金(仮受金)の管理が長年の課題となってきました。
多くの不動産管理会社では、Excelなど外部台帳を使った手作業による管理が一般的で、契約情報との照合や返金処理、解約時の精算において、手間と時間がかかるほか、ヒューマンエラーが発生するリスクが指摘されていました。
■新機能の概要と期待される効果
・仮受金の登録と紐付け
入金実績データを賃貸借契約や顧客情報と紐付けて「仮受金」として登録できます。これにより、過入金や不明金の確認が容易になり、処理漏れの発生を未然に防ぎます。
・スムーズな返金処理
過入金や不明金の返金が必要になった際には、入出金画面から直接返金処理が可能です。正確かつ迅速な返金対応が実現します。
・解約精算とのシームレスな連携
仮受金がある契約が解約となった際には、解約精算書作成時に仮受金データを自動で呼び出し、敷金などと合わせて相殺処理を行えます。これにより、解約時の精算業務が漏れなく、スムーズに完了します。
■まとめ
仮受金や過入金の管理は、多くの賃貸管理会社が抱える「地味だけど大きな負担」とされてきた部分です。本機能がクラウド上で一元管理できるようになることで、入出金の透明性が向上し、返金処理や解約精算のミス防止にも大きく貢献すると考えられます。
特に、中規模〜大規模の管理会社では仮受金管理の工数が膨大になるため、本アップデートは実務面でのメリットが大きい印象です。
今後も、賃貸管理業務のDX化をさらに推進する機能拡張に期待したいです。
セキュリティ対策について
情報システムの高度化・複雑化、セキュリティリスクの増大、コスト削減の必要性などから、クラウドサービスの利用が急速に拡大しています。政府においても、クラウドサービスのメリットを最大限に活用し、より効率的で安全な行政サービスを提供するために、クラウド・バイ・デフォルト原則(※)が推進されています。
「多くのクラウドサービスは、一定水準の情報セキュリティ機能を基本機能として提供しつつ、より高度な情報セキュリティ機能の追加も可能となっている。また、世界的に認知されたクラウドセキュリティ認証等を有するクラ ウドサービスについては、強固な情報セキュリティ機能を基本機能として提 供している。多くの情報システムにおいては、オンプレミス環境で情報セキ ュリティ機能を個々に構築するよりも、クラウドサービスを利用する方が、 その激しい競争環境下での新しい技術の積極的な採用と規模の経済から、効 率的に情報セキュリティレベルを向上させることが期待される。」
デジタル庁 政府情報システムにおけるクラウドサービスの適切な利用に係る基本方針 P5より引用
近年、企業における情報漏洩事件の増加などを受け、情報セキュリティへの注目度が急速に高まっています。このような状況下において、企業のITインフラは、より強固なセキュリティ対策と事業継続計画(BCP)への対応が不可欠となっています。
※デジタル庁 政府情報システムにおけるクラウドサービスの適切な利用に係る基本方針
いい生活賃貸管理クラウド
賃貸管理システム「いい生活賃貸管理クラウド」は、管理会社やオーナー様向けのクラウド型賃貸管理サービスです。
物件管理、賃貸契約、入出金管理など、賃貸管理業務のあらゆる業務を一元管理でき、 従来紙やエクセルで行っていた管理を1つのシステム内で完結し、仲介会社への情報提供の効率や正確性も大幅にアップします。 また、クラウド型のため、常に最新の法改正に対応した機能・システムを提供することができます。
株式会社いい生活



















