<ニュース概要>
株式会社さくら事務所が、現在多くのマンションで問題視されている「修繕積立金不足」を受け、修繕コストを大きく削減できる「配管寿命診断サービス」の提供を開始しました。国土交通省の平成30年度調査によれば、全国のマンションの34.8%が修繕費不足であり、その中でも20%以上の不足率を抱えるマンションが15.5%存在しています。
築30年目に配管工事が計画されている場合、資金不足に陥りながらも無理な資金状況で工事を実施するケースも多く見受けられます。通常、長期修繕計画では配管の一斉更新が前提となっていますが、さくら事務所はまだ使えるケースも考慮し、大規模修繕工事よりも多額の費用がかかる配管工事の費用見直しや工事時期のずらしによって、修繕積立金の大幅なコスト削減を提案しています。
配管寿命診断サービス」の特徴
- 現地診断と書類確認に基づき、配管の材質や設置場所から適切な交換工事の時期と方法をアドバイス。
- 適切な時期に適切な費用で工事できるように、工事計画を作成。
- 管理会社や施工会社の見積があれば、妥当な費用・工法かをチェック。
- 配管の交換工事を行う施工会社の選定をサポート。
- 工事中の現場を巡回し、工事の品質を確認。
具体的な利用事例では、都内タワーマンションにおいて、配管の一斉更新を部分修繕に変更することで、計画上のコストを約5億円削減したと報告されています。
まとめ
「配管寿命診断サービス」は、修繕費不足に悩むマンション組合にとって画期的な解決策となりそうです。
サービスを通じて、適切なタイミングでの工事や費用の見直しにより、修繕コストを大幅に削減できる可能性があります。株式会社さくら事務所の提供するサービスは、持続可能で効果的な修繕計画を立てる上で頼りになる支援となります。