不動産業界のDXを推進する株式会社カナリー、アニコム損害保険株式会社と資本業務提携を締結。ペットとの共生を後押しするための協業取組を推進
<ニュース概要>
2024年8月、株式会社カナリーは、ペット保険シェアNo.1のアニコム損害保険株式会社と資本業務提携を結びました。この提携により、不動産情報アプリ「カナリー(CANARY)」を通じた新たなサービス展開が期待されています。
提携の背景
カナリーが運営する不動産情報アプリ「カナリー(CANARY)」は、特に20代~30代の若年層を中心に支持を集め、累計ダウンロード数が400万件を突破しています。また、主要不動産情報アプリの中でユーザー評価No.1を獲得、iOSにおいては★4.8の高評価を獲得していることが強みです。
一方、アニコム損保は15年連続でペット保険シェアNo.1を誇る企業であり、ペットとその飼い主の健康と幸福を追求する保険サービスを提供しています。ペット保険業界のリーダーとして、窓口精算システムや、広範な動物病院ネットワークを活用した疾病予防・健康増進の取り組みで多くの信頼を得ています。
この提携は、両社の経営資源を融合し、ペットと飼い主の共生を促進する新たな取り組みを推進するために結ばれました。
主な協業内容
1. ペット相談可物件への住み替え促進
「カナリー(CANARY)」を通じてペット保険や関連サービスを提案し、ペット相談可物件への住み替えを検討するユーザーに、より良い選択肢を提供します。また、アニコム損保の契約者に対して、部屋探しの際に「カナリー(CANARY)」の利用を提案することも検討されています。
2. ペット相談可物件における部屋探し体験の向上
ペットを飼うユーザーが部屋探しで直面する困難を解消するため、両社の知見を活かし、ペットと暮らすための必要な情報を提供する新サービスを開発します。
3. ペット共生型住宅の普及促進
ペットと共に健康で幸せに暮らせる「共生型」住宅の普及に向けて、全国の不動産会社に提案を行い、ペット共生型住宅の普及を後押しします。また、ビジネスコンソーシアムの立ち上げも検討し、広範な取り組みを進めていきます。
まとめ
今回の提携は、ペット共生型住宅の普及に向けた大きな一歩となるでしょう。
不動産・住宅情報サイトの掲載件数のうち、「ペット相談可」の物件が占める割合は、2024年1月1日時点で全体の18%にとどまります。日本ではペット可物件の不足が問題視されており、ペットを飼う人々にとって適切な住まいを見つけることは依然として困難な状況です。
このような状況において、不動産業界がペットと暮らすための住環境整備に注力することは、社会的にも重要な役割を果たすことになります。ペット共生型住宅の普及を通じて、ペットとその飼い主がより健康で幸せに暮らせる環境を提供することは、不動産業界にとって新たな価値の創造に繋がるでしょう。
※画像参照:PR TIMES