適切な賃料見立てにより収益最大化を支援する賃貸住宅のデータサービス「estie レジリサーチ」提供開始!過去のデータを含めた賃料情報や間取り図が賃料表で一覧に
<ニュース概要>
日本最大級の商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」を中心に複数のサービスを提供する株式会社estieは、賃貸住宅領域における、事例収集、多角的な分析や資料作成まで幅広く活用可能な網羅的データベース「estie レジリサーチ」の提供を不動産事業者向けに開始しました。すでにA.P.アセットマネジメント株式会社、鹿島不動産投資顧問株式会社、京阪電鉄不動産株式会社、清和綜合建物株式会社、安田不動産株式会社が導入を決定しています。
賃料の高騰と市場環境の変化
近年、建築資材や人件費の高騰により、戸建住宅や新築マンションの価格が上昇しており、賃貸住宅の平均賃料も2024年6月には都心5区で1坪あたり16,753円と、2019年と比較して1.07倍に増加しました。(※1)不動産市場では、1棟賃貸マンションの取引が3年連続で増加し、(※2)企業数も増加傾向にあります。(※3)そのため、物件取得の競争が激化しており、賃料設定の際には精度の高いデータに基づく判断が求められる状況です。
※1 estie レジリサーチより算出
※2 みずほ不動産販売『不動産市況レポート 4月号』
※3 公益財団法人不動産流通推進センター『2023 不動産業統計集(3月期改訂)』
「estie レジリサーチ」の特徴
「estie レジリサーチ」は、不動産事業者が適切な賃料見立てにより収益最大化を支援する賃貸住宅のデータサービスです。全国220万棟の建物情報、月次で更新される900万件の募集情報、募集終了を含めた過去数年分賃料データを全国エリアかつ部屋単位で確認できます。地図上からの自由な検索、ボタン一つでデータの加工ができるため、賃料相場の把握から査定に必要な情報収集、バリューアップの分析を圧倒的に効率化することが可能です。
例えば、物件取得時には、任意の検索項目を設定することで検討エリアや物件群の賃料相場を簡単に分析することが可能です。これまで1部屋毎に調べていた賃料は物件毎に一覧で確認することができ、過去のデータも確認することができるため市況に合わせて賃料を一覧で比較検討できます。
情報収集と資料作成の効率化
<情報収集>
これまではポータルサイトなどのインターネット上で必要な情報を検索し、自社フォーマットへの転記、分析のためにローデータ加工など情報収集には膨大な作業時間がかかっていました。
estie レジリサーチでは、調査したい物件を起点にエリアや竣工年など複数の検索軸から網羅的かつ簡単に必要な情報が収集可能です。過去データや間取り、設備などのデータを活用することで精度の高い意思決定をサポートします。
<資料作成>
これまでは投資判断時に、多角的根拠を示すためエクセル・地図・分析レポートなど様々な説明資料を作成することに膨大な時間がかかっていました。収集できる情報も限られている中、蓋然性が低くリスク解消ができない中では意思決定がしづらい状況でした。
estie レジリサーチでは、不動産事業者が投資判断時に必要な情報を揃え、ボタン1つで出力や分析が可能です。任意の検索条件で募集傾向や賃料推移など、マーケット情報が瞬時に確認できるため、同期的な場でのより深い議論をサポートします。
まとめ
estieが提供する「estie レジリサーチ」は、賃貸住宅市場における競争が激化する中、事業者が迅速かつ精度の高い意思決定を行うための強力なツールです。従来の煩雑なデータ収集や賃料設定のプロセスを大幅に効率化し、投資判断の質を向上させることが期待されます。データ活用が進む現代において、このようなツールの導入は不動産事業者にとって必須となるでしょう。
※画像参照:PR TIMES