リノベ不動産が2025年のトレンドを予測!「住まい及びリノベーション・リフォームに関するトレンド調査」
<ニュース概要>
中古住宅・リノベーションの流通プラットフォーム「リノベ不動産」を運営する不動産テック企業・株式会社WAKUWAKUは、全国の25〜59歳の既婚男女1,000人を対象に、住まいやリノベーション・リフォームに関するインターネット調査を実施。その調査結果をもとに、2025年の住まいやリノベーションに関するトレンド予測を発表しました。
本調査は、住宅市場における消費者の意識や価値観、住まい選びの基準を明らかにすることを目的とし、特に人気の設備や間取り、内装デザインの傾向などが浮き彫りとなりました。
■主な調査結果
・6割弱が「故障や老朽化の修繕」がリノベーションの動機
リノベーションやリフォームを実施済み・検討中の人のうち、最も多かった理由は「故障や老朽化の修繕」(58.1%)で、次いで「自分好みの内装に変えたい」(33.25%)「現在のライフスタイルに合っていない」(25.58%)が挙げられました。住宅の性能維持とともに、ライフスタイルや趣味嗜好に合わせた空間づくりへの関心が高まっていることがうかがえます。

・重視するポイントは「予算内で実現できるか」
リノベーションやリフォームを実施済み・検討中の人に対し、「リノベーションやリフォームをする際に大事にしたいことの優先順位を第1位から第9位まで教えてください」と尋ねたところ、リノベやリフォームにおいて最も重視されていたのは「予算の範囲内に収まるか」という点で、次いで「自分好みの内装にできるか」が続きました。コストとのバランスを取りながら、理想の住空間を実現したいというニーズが顕著です。

※集計方法:アンケート結果から計9項目それぞれに対して「第1位=9ポイント、第2位=8ポイント、3位=7ポイント、4位=6ポイント、5位=5ポイント、6位=4ポイント、7位=3ポイント、8位=2ポイント、9位=1ポイント」という基準でポイントを計算し、その合計値が高いものをランキング化しました
・こだわりたい空間は「リビング・ダイニング」が半数超
住まいの中で特にこだわりたい場所としては、半数以上の回答者が「リビング・ダイニング」と回答。「キッチン」や「浴室・洗面所」も次いで人気であり、生活の中心となる空間への関心が高いことが明らかになりました。

・理想のデザインスタイルは「ナチュラル」「北欧」「シンプルモダン」
理想の内装スタイルとしては、「ナチュラル」(31.8%)が最も人気を集め、「北欧テイスト」(28.4%)、「シンプルモダン」(27.2%)と続きました。素材感のあるシンプルで優しい印象のデザインが支持されている傾向です。

・情報収集は「SNS」が最多
住まいや内装デザインの情報収集手段としては、「Instagram」「YouTube」などのSNSが最も多く(23.4%)、他の媒体と併用しながら情報を集めている様子がうかがえます。

■リノベ不動産が予測する2025年の住まいトレンド3選
調査結果をもとに、リノベ不動産|恵比寿南店のリノベーションの設計施工のマネージャー ・野竹幸朋氏は、2025年の住まいにおける注目すべきトレンドを以下のように予測しています。
1. リビング・ダイニングに“ちょっとした居心地の良い空間”をプラス
小上がりやヌック、ワークスペース、キッズスペース、インナーバルコニーなどを窓辺に取り入れた、ちょっとした「居心地の良い空間」が注目されています。特にリビング・ダイニングに加えることで、長時間を過ごす空間の快適性を向上させる提案が増えているようです。

2. シンプルで自然素材を取り入れた内装が主流に
デザイン面では、シンプルで整った空間に自然素材を取り入れたナチュラルなテイストが人気です。過度に装飾的なデザインよりも、インテリアの自由度を高められる「余白」のある空間づくりが好まれる傾向が続くと見られます。

3. 洗面化粧台と脱衣所を分けたレイアウトが人気
これまで一体化していた洗面所・脱衣スペースの分離が進み、洗面台の広さや利便性が向上。特に玄関近くに洗面台を設置し、帰宅後すぐに手洗いできる動線の人気も高まっており、今後もそのニーズが根強く続くと予想されています。

■まとめ
今回の調査結果から見えてくるのは、「住まいに対する意識の成熟」です。単なる修繕やデザイン性だけではなく、ライフスタイルや日常の動線に合わせた居心地の良さを追求する動きが、リノベーション市場においても加速しているといえるでしょう。
また、情報収集にSNSが多く利用されている点は、住まいづくりがより「ビジュアル」と「共感」によって進められていることを示しています。Instagramで見た空間やYouTubeのルームツアーをきっかけに理想を描く人が増えている今、リノベーション業界も「体験の共有」を意識した提案が求められる時代に入っているのではないでしょうか。
引き続き、リノベーション市場の動向からは目が離せません。
■アンケート調査概要
- 調査方法 :インターネットによるアンケート調査
- 調査日:2025年2月28日
- 調査対象 :全国の25〜59歳の既婚男女1000人
- 【リノベ不動産調べ】
※画像参照:PR TIMES



















