事故物件の専門家・成仏不動産の社長が『事故物件対応ハンドブック』を発売
<ニュース概要>
事故物件の専門家である成仏不動産が、『事故物件対応ハンドブック』を発売することが決定しました。
成仏不動産は、心理的な問題によりイメージが下がってしまった「事故物件」の本来持つ価値を見出し、再生する活動を展開しています。
同ハンドブックは、成仏不動産が培ってきた「事故物件」に対するノウハウを詰め込んだ不動産オーナーに対する具体的な対応策を提供するものです。
内容の概要
超高齢化や生涯未婚率の上昇に伴う環境下で、孤独死や自殺、殺人事件などの事故物件が増加する中、事故物件に関する現状や対応策、影響などが解説され、国土交通省のガイドラインを踏まえた明確な対応が提供されます。また、事故物件が与える不動産評価や税務への影響についても解説されていて、困った時の不動産オーナー必携の書となっています。
目次
- 事故物件の現状(概要)
- 「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」について
- 有事の対応
- 不動産の評価への影響
- 税務への影響
- 事故物件の再生について
- 事故物件を出さないための賃貸人(大家)側の対策
- 事故物件の未来
著者のコメント
出版のきっかけは、出版者様からご依頼をいただいたことがきっかけでした。ただ、以前から事故物件に関する本を書きたいと思っていたこともあり、即承諾の回答をさせていただきました。執筆するにあたり、どこまで情報をオープンにするのかがポイントでした。自社のビジネスだけのことを考えるとノウハウの流出につながるため、出版に反対の意見もありましたが、社会全体にとって良いことは何かを考えて、持てる情報をオープンすることにしました。
私は普段から社員に対し「二つ上の立場で判断する」ように指導していますが、私の立場からいうと、一つ上の立場が株主であり、株主の上の立場が社会全体という判断をしました。結局は「与える者は与えられる」につながると信じています。
この本は本来、専門家向けの事故物件取り扱いハンドブックではありますが、事故物件に抵抗のあるすべての人に対し、その固定概念を崩すための気づきを与えたいと思っております。
事故物件から、人が亡くなっただけの物件へ。偏見や固定概念を崩し、取引の正常化へとつながることを願っています。
花原 浩二(はなはら こうじ)氏
学生の頃、阪神淡路大震災を経験し、地震に負けない強い家を作り、人々の命を救いたい!という一心で新卒で大手住宅メーカーに入社。仕事をしていく中で、当時問題になっていた空き家問題に直面し、不動産を“つくる”だけでなく“活かす”ことに挑戦したいと考え、マークス不動産を立ち上げました。「世のために。人のために。」の理念を掲げ、不動産の可能性を追求し、世の中の困りごとを解決するために、業界内で敬遠されている難解な問題に挑み続けています。
まとめ
このハンドブックの発行は、事故物件に対する社会的認識を向上させる重要な一歩です。不動産業界における専門知識の共有は、所有者や管理者だけでなく、一般の人々にとっても価値があります。成仏不動産の取り組みは、事故物件のイメージを変え、より安全で健全な住環境を築くための貢献となるでしょう。
成仏不動産ご案内動画
※画像参照:PR TIMES