<ニュース概要>
株式会社まどりLABOは2025年6月2日、日本で初めて施主がAIを活用して自動生成した住宅の間取りプランをもとに、複数のハウスメーカー・工務店へ相見積もりを一括依頼できるサービス機能を正式リリースしました。
間取りの“無料自動生成”が進化
まどりLABOは、注文住宅の間取りを”無料で”AIを使用して自動生成する機能を提供するサービスとして、2024年9月にβ版を公開しており、今回の正式版では大幅なリニューアルを実施しています。施主が土地情報(敷地面積、接道方位など)と希望条件(部屋数、希望の部屋タイプなど)を入力することで、AIが最短3分で最大18パターンの間取りプランを自動生成します。
このAIは、住宅設計に関する知見をもとにロジックを最適化しており、土地の形状や方位、採光条件を考慮した実用性の高いプラン提案を可能としています。生成された間取りプランは、施主が直感的に選べるインターフェースが用意されており、「気に入った間取り」を選んで、建築会社に共有できることで、従来のように抽象的な要望だけでプラン打ち合わせが長期化する課題を解消。「間取りは施主が考える時代」を先駆けるサービスとして、家づくりの新しい標準を提案します。

“相見積もり”の一括依頼が可能に
今回新たに追加されたのが、AIで生成された間取りプランを複数のハウスメーカー・工務店に一括で見積もり依頼できる「相見積もり機能」です。施主は、気に入った間取りプランをそのまま複数の建築会社に送付できるため、各社の提案内容や費用を効率的に比較検討することができます。
具体的なプランを共有したうえでの比較検討が可能になるため、施主にとっても納得感のある家づくりが実現しやすくなります。
一方で建築会社にとっても、施主の具体的な要望を事前に把握できるため、初回提案の精度が向上し、商談の効率化が期待できます。双方にとってメリットのある新たなマッチングの形といえるでしょう。

今後の展望
まどりLABOは今後、以下のような取り組みを進めるとしています。
- 施主向けには、AI間取り生成の精度向上とプランの多様化を図り、より多様なニーズに応えられる体制を整えていく方針です。間取りの自動生成機能は引き続き無料で提供され、住まいの検討初期段階からのスムーズなプランニングが可能となります。
- 建築会社向けには、掲載企業数の拡大を通じて、より多彩な施工実績・価格帯・提案力を持つ建築会社の中から相見積もりを取得できる体制を強化していくとのことです。
まとめ
まどりLABOの新サービスにより、これまで属人的かつ時間のかかるプロセスだった「間取りプラン作成」と「建築会社選び」が、テクノロジーによって合理化され、施主の負担を大きく軽減しています。
また、間取りという「具体的なイメージ」をベースにした建築会社とのやり取りは、施主と企業双方にとって納得度の高い出会いを実現する新しいスタンダードとなるでしょう。
【想い】サービス開発の背景
はじめまして。まどりLABO代表の野口雄人です。
私は東京大学で建築を学び、卒業後はコクヨ株式会社にて建築設計の業務に携わってまいりました。そんな私が本サービスの開発を志すことになったきっかけは、実兄の注文住宅の設計を担当した経験にあります。
兄の家づくりでは、「広いリビングがほしい」「子どもがのびのび育つ家にしたい」といった希望を言葉で伝えることの難しさ、家族間でも価値観や優先順位の違いがあり、理想のかたちを整理することの大変さを痛感しました。代表の野口氏は長崎県出身の26歳 今後も、誰もが自由に、そして自分らしく家づくりを楽しめる世界の実現を目指し、まどりLABOのサービス開発を進めてまいります。
PR TIMES
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