人手不足・BCP対策にも有効な建物管理業務のIT化 倉庫・物流施設「リアルタイム遠隔管理サービス」提供開始
<ニュース概要>
大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社が、非常駐での管理を受託する倉庫・物流施設向けに、「リアルタイム遠隔管理サービス」の提供を開始します。このサービスは、BCP対策の一環として、遠隔地からのリアルタイム映像と管理スキームを組み合わせ、施設の状況をオーナー様や関係者に迅速に報告できる仕組みです。
サービスの背景
大和ライフネクスト株式会社は、分譲マンション・賃貸マンション・ビル・商業施設・ホテルなどの多種多様な建物の維持管理業務を受託しています。人手不足や働き方の多様化に対応するため、従来の人手による業務に代わる遠隔管理サービスの研究を進め、建物管理業務のIT化を推進しています。近年のEC市場の拡大に伴い、倉庫・物流施設の管理件数も増加しており、特に災害時には一次対応の遅れが課題となっていました。
サービスの効果
・カメラ映像の遠隔確認により積雪状況をリアルタイムで確認することが可能となり、融雪剤散布・除雪車出動について最適な判断が可能となった。
・建物担当者による現場巡回について、カメラ映像を活用することで天候等の現場状況を考慮した効率的な実施体制を構築できた。
・オーナー様・PM会社様に対してもリアルタイムにカメラ映像を共有できる仕組みを構築し、資産(建物)の状況確認のための移動時間やコストの削減に寄与することができた。
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まとめ
建物管理業務のIT化は、効率化だけでなく、BCP対策や災害時の迅速な対応にも役立ちます。特に遠隔地からのリアルタイム管理は、現代の働き方の変化や人手不足の解消にも貢献します。今後もこのような先進的な取り組みが広まり、建物管理の品質向上につながることを期待しています。
※画像参照:大和ライフネクスト株式会社 HP