買取再販業者による、買取再販業者のための現場発・クラウドシステム「内見予約ナビ」を発売!電話やFAX対応の自動化で対応件数を83%減少、業務効率化に貢献
<ニュース概要>
株式会社エフステージは、初の不動産テック事業として、買取再販事業者向けクラウド型システム「内見予約ナビ」を開発し、2025年8月より外部販売を開始すると発表しました。
「内見予約ナビ」は同社が自社開発したDXツールで、社内運用を通じて改良を重ね、現場の声を反映した機能が搭載されています。不動産業界では依然としてアナログな慣習が根強く残る中、DX推進を実証する取り組みとして注目されます。
開発の背景
エフステージは2022年5月、自社内で「アライズNAVI」という内見予約システムの運用を開始しました。これは創業20周年を機に策定された「中期経営計画2022」に基づくDX推進プロジェクトの一環で、社内効率化と業務負担軽減を目指した取り組みでした。
導入から3年が経過した現在、十分な成果を確認できたことから、今回の外販開始に踏み切ったとしています。
システム導入効果
同社によれば、「内見予約ナビ」を導入することで以下の効果が得られました。
・物件確認の電話件数を約1/10に削減
システム導入前は月268件あった電話が、導入後は月29件まで減少。
・内見依頼の受電・FAXを83%削減
月間の総依頼件数1,417件の内、1,172件がシステム経由に。受電・FAX対応件数の8割を自動化し、社員1.9人分の作業時間※を削減。
※作業時間の試算条件:1物件の対応時間を15分と想定した場合、システム導入で約293時間を削減。1カ月20.4日営業の場合、従業員約1.9人分の労働時間に相当(保有件数230件を想定)

これにより、担当者がコア業務に集中できる体制が整い、業務効率化と販売機会の最大化に寄与するとしています。
「内見予約ナビ」の特徴
- 物件確認・内見予約・広告承諾を自動化
- 仲介業者情報と販売状況を一元管理
- 営業時間外や休日も内見予約受付が可能
- 値下げ判断に役立つ「内見件数推移の一覧表示機能」
- 販促・仕入れ促進メールの一括配信機能
- 直感的操作が可能なシンプルなUI設計


システム概要
- 月額利用料:14,080円(税込)~(公開物件数とメール送信数に合わせて選べる6つのプランを用意)
- 初期登録料:11万円(税込)
- トライアル期間:2か月(契約日の翌々月末まで無料)
▶ 内見予約ナビ公式サイト:https://naiken-navi.jp/lp
まとめ
不動産業界では「DXが進みにくい」と言われることが多い中で、今回のエフステージの取り組みは、自社での実証を経て外販へとつなげた点が特徴的です。現場の声を反映して改善してきたシステムという点は、利用を検討する企業にとって安心感につながるのではないでしょうか。
また、電話やFAX対応の大幅削減といった効果は、日常業務の負担軽減に直結するため、多くの事業者にとってメリットが感じられる部分だと思われます。今後は、導入企業の広がりや業界全体への影響に期待が高まります。
※画像参照:PR TIMES



















