《利用実態データ》 賃貸情報サイトを選ぶ際に重視した点 「物件情報の多さ」が65.9%で最多
<ニュース概要>
オリコン株式会社は2025年10月1日、グループ会社の株式会社oricon MEが実施した「賃貸情報サイト」に関する顧客満足度調査の結果を発表しました。本調査は、過去3年以内に賃貸情報サイトを利用し、実際に入居した全国の18~84歳(高校生を除く)の男女3,120人を対象に行われたものです。
総合ランキング結果


―ランキング構成―
■総合 ■評価項目別(全5項目)「サイトの使いやすさ」「検索のしやすさ」「物件情報の充実さ」「特集・キャンペーン」「問い合わせのしやすさ」■部門別 「男女別」「家族構成別」
SUUMOが圧倒的な強さ
総合1位となったSUUMOは、2014年の調査開始以来「サイトの使いやすさ」「物件情報の充実さ」で12年連続の1位を継続。さらに、全5項目の評価(サイトの使いやすさ、検索のしやすさ、物件情報の充実さ、特集・キャンペーン、問い合わせのしやすさ)すべてで1位を獲得しました。これにより、10年連続11度目の総合首位という記録を更新しています。
利用者からは「物件数が豊富でサイトも見やすい」「検索条件が多く、絞り込みがしやすい」といった声が寄せられており、幅広い利用者層から支持を集めています。
LIFULL HOME’Sが2位に
2位のLIFULL HOME’Sは「検索のしやすさ」で前回より+1.0pt得点を伸ばし、ユーザー体験の向上が評価されました。特に地図検索機能について「物件の位置や周辺施設、騒音源までの距離感がわかりやすい」といった口コミが目立ちました。
アットホームは「問い合わせのしやすさ」で初の1位
総合3位のアットホームは「問い合わせのしやすさ」で初めて1位を獲得。利用者からは「不動産会社への連絡がスムーズだった」という意見が多く、利便性の向上が評価につながったとみられます。

『賃貸情報サイト』部門別ランキング(2025年 オリコン顧客満足度®調査)
利用実態データから見る傾向
賃貸情報サイトの利用者3,120人に「賃貸住宅を探した際、利用した賃貸情報サイトを使った理由(複数回答)」について聴取したところ、
「物件数が多そうだったから」が35.5%で最多、「もともと知っていたから(30.7%)」がつづき、情報量や認知度の高さを理由に賃貸情報サイトを選んでいる傾向がみられました。

「賃貸住宅を探した際、利用した賃貸情報サイトを使った理由」(2025年 オリコン顧客満足度®調査)
つづいて、「賃貸情報サイトを選ぶ際に重視した点(複数回答)」について聴取したところ、「物件情報数の多さ」が65.9%で最多となりました。「賃貸情報サイトを利用した理由」と同じく情報量の多さを重視する利用者が多いことがわかりました。
次いで「物件写真の多さ」(41.3%)、「物件の特徴のわかりやすさ」(40.1%)が挙がり、情報の豊富さと視覚的なわかりやすさがサイト選びの決め手となっていることが浮き彫りになりました。

「賃貸情報サイトを選ぶ際に重視した点 TOP10」(2025年 オリコン顧客満足度®調査)
調査概要
- 調査主体:株式会社oricon ME
- 調査期間:2025年5月27日~6月4日(他、過去2年分の調査含む)
- サンプル数:3,120人
- 調査対象:過去3年以内に賃貸情報サイトを利用して入居した人
- 詳細結果は公式サイト(オリコン顧客満足度® 賃貸情報サイトランキング)にて公開されています。
まとめ
今回の調査では、引き続きSUUMOの圧倒的な強さが際立ちました。特に「物件情報の充実さ」と「検索性の高さ」は利用者にとって欠かせないポイントであり、他社との差別化にも直結しているようです。
一方で、LIFULL HOME’Sやアットホームも独自の強みを伸ばしており、「検索機能の利便性」や「問い合わせのしやすさ」などでユーザー満足度を高めています。今後は、単なる物件情報の量だけでなく、使い勝手やサポート機能の充実度が競争の焦点になっていくと考えられます。



















