Speee、リフォーム会社向け営業支援アプリ『Budii』を正式リリース。「ヌリカエ」の知見から生まれた業界特化AI機能で、現場の提案力向上を支援。
<ニュース概要>
株式会社Speeeは、リフォーム業界における営業生産性の向上を目的とした営業支援アプリ「Budii」を正式にリリースしました。同アプリは、顧客管理からAIカラーシミュレーション、AI図面積算、AI提案書作成まで、提案業務に必要な機能をワンストップで提供し、リフォーム会社の営業現場を強力にサポートすることを目指しています。
■ 背景
リフォーム業界では、営業担当者が現場調査・施主対応・事務作業を兼務することが一般的で、見積書や提案資料の作成に十分な時間を確保できないという課題がありました。また、多機能型の既存営業支援ツールは、リフォーム特有の運用には適応しきれず、導入が進まないケースも少なくありません。
Speeeは、リフォームマッチングサービス「ヌリカエ」で蓄積した年間約16,000件の成約データと、現場の声をもとに課題を整理し、今回の「Budii」の開発に至りました。
■ 「Budii」の主な特徴

⚫︎AIカラーシミュレーション
- 画像を取り込むだけで、AIが物件を解析してカラーシミュレーションを作成
- 日塗工の標準色に対応しているので、現場でのスムーズな色決めにも活用可能
⚫︎AI図面積算
・立面図を取り込むだけで、AIが図面を解析して塗装面積を部位ごとに算出
・そのまま見積書に入力できるので、外出先からスマホで見積り作成が可能
⚫︎AI提案書作成
- 劣化状況をメモするだけで、AIが足りない情報を補足して提案資料を作成
- フォーマットは自由にカスタマイズできるので、他社と差別化が可能
⚫︎エリアマップ
- 登録した案件はすべてマップに表示され、複数の検索軸で絞り込みが可能
- 過去の受注案件を見える化して、豊富な施工実績や事例をアピール
Budiiは「現場で使える即戦力ツール」をコンセプトに設計されており、リフォーム会社の営業プロセス全体の最適化を支援します。
■ 今後のプロダクト展開
Speeeは、Budiiを営業支援にとどまらない“業務全体を支えるAll-in-Oneプロダクト”へ発展させる方針です。今後は施工管理・経営管理領域への機能拡充を進めるとともに、AI技術の活用や業界企業とのアライアンスを強化し、業界全体の効率化に貢献する姿勢を示しています。
■ Speeeの事業ミッション
日本の住宅市場には、空き家問題、老朽化住宅の増加、多重下請け構造など多様な社会課題が存在しています。Speeeは、アナログな情報流通や非効率な作業構造をAIで再設計し、住宅に関わる体験価値の向上を目指しています。
■ サービス概要
- サービス名:Budii
- 提供形態:SaaS(クラウドアプリ)
- 主な機能:顧客管理、AIカラーシミュレーション、AI図面積算、AI提案書作成 ほか
- 対象:リフォーム会社・工務店・塗装専門店など
- 製品の詳細やデモ会の案内は公式サイトで公開されています。
公式サイト:https://budii.jp/
■ まとめ
リフォーム業界では、見積作成や提案資料の準備など、営業担当者の業務負担が大きい状況が続いています。Budiiは、こうした作業をデジタル化・効率化する機能を備えており、現場での活用が進めば、業務改善の一助になると考えられます。今後の機能拡充や、どのように業界内で定着していくのかに注目していきたいです。



















