イタンジ、シングルサインオンに対応するオプション機能を提供開始!ユーザーのログインプロセス簡略化とセキュリティ強化を実現
<ニュース概要>
イタンジ株式会社は、同社が提供するリアルタイム不動産業者間サイト「ITANDI BB(イタンジビービー)」を含むすべての賃貸管理システムにおいて、ログインの利便性向上とセキュリティ強化のため、SAML認証※を用いたシングルサインオン(SSO)に対応する機能の提供を開始したことを発表しました。
※ユーザー認証やアクセス制御を可能にする、SSOを実現するための手段のひとつ
シングルサインオン(SSO)とは
SSOとは、1つのID・パスワードを使用して複数のWebサービスやアプリケーションにアクセス可能とする仕組みです。一度認証を行うだけで、各サービスに個別にログインする手間が省け、パスワード管理の負担が軽減されます。また、特定のユーザーのみがシステムにアクセスできるよう制御することで、セキュリティ対策が強化されます。
導入の背景
デジタル化の進展により業務で利用するシステムが増加する中、管理すべきIDやパスワードの数も増大しています。その結果、パスワード管理が煩雑化し、セキュリティリスクの高まりが課題となっていました。この課題を解決するため、イタンジはリアルタイム業者間サイト「ITANDI BB」を含む、不動産管理会社および不動産仲介会社向けに提供しているすべての賃貸業務システムへ、既存のIdP(Identity Provider)※ を経由しSAML認証を用いたSSOに対応するオプション機能の提供を開始しました。
※SAML認証において、システムにアクセスするための情報を保存、管理、提供する役割を持つ認証システム
SSO機能のメリット
•複数システムログイン時のプロセス簡略化
社内で利用しているシステムごとの個別ログイン操作が不要になり、ログイン時の操作性が向上
•アクセス制御によるセキュリティ強化
SAML認証によりアクセスが制御されることで、データの閲覧権限を持たないユーザーからの不正アクセスを制御
•パスワードの個別管理の負担軽減
ログインパスワードを既存のIdP で一元管理することできるので、アカウント管理やパスワードリセットにかかる工数を削減
まとめ
今回のSSO機能の導入は、不動産業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速に寄与するものと言えます。不動産業務では複数のシステムを活用する場面が多く、これらのシステムをスムーズに利用できる環境が整うことは、現場の効率化につながります。また、セキュリティ強化の観点からも、個人情報や取引データの保護が求められる不動産業界にとって重要な施策です。
「ITANDI BB(イタンジビービー)」 概要
https://lp.itandibb.com/bb-detail
「ITANDI BB」は、賃貸物件への⼊居申込と募集情報を即座に同期させることで、⼊居申込の有無や番⼿をリアルタイムに確認できる(※1)不動産業者間サイトです。現在、首都圏(1都3県)の仲介会社が物件情報収集時に利用するツールとして、国土交通大臣が指定した不動産流通機構「レインズ」に次いで活用されています(※2)。また、物件確認、内⾒予約、⼊居申込、家賃債務保証会社・保険会社への審査、重要事項説明、契約の⼀連の業務をオンライン上で⼀気通貫に⾏うことが可能で(※3)、素早く効率的な契約成⽴を⽀援し、空室リスクを低減します。
PR TIMES(※1)紙書類等、「ITANDI BB」とシステム連携しない⽅法での⼊居申込のケースを除きます。
(※2)出典:リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社「引越しシーズンから探る賃貸住宅不動産市場の最新ニーズと傾向2024」 https://lmc-c.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/08/lmc_releace_20240821.pdf
(※3)不動産賃貸業務のDXサービス群「ITANDI BB +(イタンジビービー プラス)」との連携によります。