LIFULL、不動産業界のDX支援を推進するためツクルバと不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結
<ニュース概要>
株式会社LIFULLは、不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を推進するため、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo」を運営する株式会社ツクルバと、不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結しました。
協定の背景と目的
不動産業界では、契約の電子化など一部でDXが進んでいるものの、依然としてアナログな手法が根強く残っており、DXが遅れていると言われています。DXに関する知識やノウハウの不足も課題となっています。
LIFULLは1997年から不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」を運営しており、2023年5月には生成AIの専門組織を立ち上げ、ChatGPT向けプラグインや住宅弱者の住まい探し支援に特化したAIチャットを提供してきました。LIFULLはこれまでのノウハウを活かし、不動産各社を支援することで、さらに業界全体のDXを促進していきます。
協定に基づき、LIFULLとツクルバはAI技術をはじめとする最新技術を活用した不動産取引業務の生産性向上に関する共同研究やR&Dに向けて、両社の知見共有や人材交流を開始します。両社の知見やアセットを持ち寄り、AI技術活用やデジタル活用による顧客体験価値向上のノウハウや知見を蓄積していき、様々な施策に応用していく予定です。
今後の展望
このパートナーシップにより、LIFULLとツクルバは不動産業界全体のDX推進と顧客体験価値の向上を目指します。両社の強みを活かし、最新技術の活用による不動産取引業務の効率化と生産性向上を図り、業界の革新をリードしていく考えです。
LIFULLとツクルバの協力により、不動産業界のDXが一層進展し、より良いサービス提供が実現することが期待されます。
LIFULL 代表取締役社長 伊東祐司(いとうゆうじ)氏コメント
このたびツクルバ社と、不動産DXパートナーシップに関する基本協定を締結いたしました。「中古・リノベーション住宅」という一点物の流通に革新を起こし続けているツクルバ社と、不動産業界の改革を推進するLIFULLで、新たな取り組みができることに非常にワクワクしています。
都心を中心に不動産流通市場の注目度が高まっているこのタイミングで両社の知見を活かして業務の生産性向上を進めていき、業界全体の課題解決と顧客に対する体験価値向上の取り組みを加速させていきます。
ツクルバ 代表取締役CEO 村上浩輝(むらかみひろき)氏コメント
PR TIMES「業界全体を顧客志向にしていきたい」これが両社に共通する想いです。
現代の都市生活者にとって住まいの常識は大きな転換を迎えています。「中古を購入し、カスタマイズし、そして何度も住み替えをすること」が当たり前の時代へ。私たちは、変化するライフスタイルに合わせてお客さまが住まいをスムーズに変えて個性豊かに暮らすためのパートナーを目指しています。
「カウカモ」を中心にテクノロジーとデータを活用した住宅流通サービスを展開し、多くのお客さまにご支持いただき年間の取引総額は600億円を超える規模となりました。しかし、テクノロジーを活用することでまだまだお客さまの体験価値向上の余地が多くあります。私たちのビジョンを実現するためには、テクノロジーを活用して住宅取引をスムーズにし、お客さまの顧客体験価値向上を図り、スタッフが生産性高くやりがいを持って働き続けられる環境作りが必須です。
今回、同領域において生成AI活用の知見を多く持つLIFULL社と共に、住宅取引のDX推進に向けた取り組みをご一緒できることを嬉しく思います。当社の事業成長に活かすことはもちろん、業界全体が顧客志向になるために成果を役立てていきたいと考えています。