不動産会社に求める高齢者向けサービス、「継続的なプラン・保証サポート」が最多の結果に!|いえらぶ調べ
<ニュース概要>
株式会社いえらぶGROUPは、エンドユーザーを対象に「高齢者向け不動産サービスに関するアンケート調査」を実施し、757件の有効回答をもとに、その意識や実態をまとめました。高齢者の住まい選びでは、安心して物件を検討できる環境づくりがこれまで以上に重視されており、本調査はその実情を浮き彫りにするものとなっています。
■顧客が不動産会社に求めるのは「迅速な問い合わせ対応」が最多

「家探しをする際、不動産会社に期待するサービス」で最も多かった回答は 「迅速な問い合わせ対応」(34.1%) でした。続いて 「対面での丁寧な対応」(20.3%)、「契約書や重要書類のわかりやすい説明」(17.2%) が上位に入りました。
生成AIによる一次対応など、テクノロジーによる効率化が進む一方で、高齢者を中心に「人による丁寧な対面対応」を求める声も依然として強く、サービス提供のバランスが重要であることが伺えます。
■高齢者が部屋探しで困ること

「年齢を重ねることで、部屋探しや契約において困ること」では、
- 契約書や書類内容の把握(22.8%)
- 契約条件や保証の制限(21.5%)
- 内見や来店時の移動負担(19.5%)
といった項目がほぼ同じ水準で挙がり、多くの高齢者が共通の悩みを抱えていることが明らかになりました。
■今後求められる「継続的なサポート体制」

「将来的に充実していてほしいサービス」としては、
- 継続的なプラン・保証サポート(24.4%)
- 内見時の手助け・段差対応などの支援(22.1%)
- 簡易契約説明フォーマット(14.8%)
が挙げられました。
一度きりではなく、入居前から入居後までを見据えた支援が求められており、サービスの“長期的な質”が不動産会社選びのポイントになる可能性が示唆されています。
近年では、「高齢者向けサービス対応が手厚い不動産会社リスト一覧」のように、高齢者向けのサービスが手厚い不動産会社も増えてきており、企業ごとのサービス品質も注目を集めつつあります。
■まとめ
今回の調査結果から、高齢者向け不動産サービスでは 「迅速さ」「丁寧な対面対応」「わかりやすい書類説明」 の3点が特に重要であることがわかりました。また、契約や内見の際に生じる負担は多くの人に共通しており、年齢を重ねるほど “理解しやすいサービス設計” と “身体負担の軽減” が必要とされているようです。
今後の不動産業界では、AIによる効率化が進む一方で、「人のサポート」でしか満たせない安心感や信頼性も依然として重要です。特に高齢者層においては、契約の理解を助ける仕組みや移動支援、入居後も続くフォロー体制が、選ばれる不動産会社の条件になっていくと感じます。
■いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 氏コメント
今回の調査結果では、高齢化が進むなかで、不動産業界が果たすべき役割がますます重要になっていることが明らかになりました。住まい選びにおいては、物件そのものの価値だけでなく、入居後も安心して暮らせるサポート体制や、身体的な変化に寄り添った対応が求められる時代になっています。
当社では、住まいや暮らしを取り巻く環境の変化を的確に捉え、不動産業界がより柔軟かつ前向きに対応できるようシステム面から支援を続けてまいります。
■調査概要
- 調査期間:2025年10月13日~2025年10月27日
- 調査機関:株式会社いえらぶGROUP
- 調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど
- 有効回答:【エンドユーザー】757件
- 調査手法:インターネットアンケート調査




















