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「一生住むつもり」で家を買った40代は5人に1人。年収1,000万円超では61.3%が住み替え前提|カウカモ 20代と40代の住宅購入意識調査

「一生住むつもり」で家を買った40代は5人に1人。年収1,000万円超では61.3%が住み替え前提|カウカモ 20代と40代の住宅購入意識調査

中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営する株式会社ツクルバは、首都圏在住の男女1,016人を対象に、「市況変化に伴う世代間の住宅購入の意識と『住み替え』」に関する実態調査を実施しました。

調査対象は、住宅購入経験のない22~30歳の男女と、住宅購入経験のある40~45歳の男女です。

物件価格の高騰や金利上昇など市況が変化するなか、これから住宅を購入する世代と、すでに購入を経験した世代で、住まいへの向き合い方がどう異なるのかを調査しています。

その結果、世代や住宅購入経験を問わず、「一生同じ家に住み続ける」という従来の価値観が薄れつつあることが分かりました。

また、2026年6月の金利引き上げ後も、22〜30歳の未購入層の6割弱が住宅購入を自分事として捉えていることが示されました。

世代・年収を問わず、住み替えが前提に。世代を超えて広がる「脱・定住」

「住宅を購入した当時(または今後購入する際)の前提として、自身の考えに最も近いもの」について尋ねたところ、22〜30歳の未購入層では44.6%、40~45歳の購入経験層では53.3%が、「住み替え」を前提または視野に入れて購入すると回答しました。

一方で、「一生同じ家に住み続ける前提で購入」との回答は、22〜30歳の26.6%に対し、40~45歳では20.4%にとどまりました。

実際に購入を経験した層のほうが、定住を前提としていた割合が低い結果となっています。

購入前の段階では「マイホーム=定住」という従来型のイメージが先行しやすい一方、実際の購入時には将来を見据えて柔軟な選択肢を持たせている様子がうかがえます。

年収が高い層ほど住み替えを意識する傾向

年収別に「住み替え」を前提・視野に入れている割合を見ると、以下の結果となりました。

個人年収住み替えを前提・視野に
300~450万円未満38.8%
450~600万円未満52.4%
600~750万円未満48.9%
750~900万円未満50.4%
900~1,000万円未満58.3%
1,000万円以上61.3%

年収300〜450万円未満では38.8%、年収1,000万円以上では61.3%と、22.5ポイントの差がありました。

また、年収1,000万円以上の層では、住み替えを考える理由として「将来的な資産としての活用」が他の層より上位に挙げられました。

住み替えは一部の高年収層に限った選択ではない一方、資金的なゆとりがある層ほど「資産価値」を意識している姿勢が見られます。

近年購入した人ほど、住み替えを視野に

40~45歳の購入経験層を購入時期別に見ると、購入時に「住み替え」を前提・視野に入れていた割合は、以下の通りです。

購入時期住み替えを前提・視野に
2012年以前36.5%
2013~2019年55.8%
2020~2022年59.6%

※購入当時を振り返った回答です。

近年購入した人ほど、当初から住み替えを想定していた割合が高くなっています。

さらに、40~45歳の購入経験層に「住宅を購入した当時と比べて、『同じ家に住み続ける』という考え方に変化はあったか」と尋ねたところ、「状況次第で住み替えを検討したい」が46.4%、「すでに住み替えを検討中」が5.4%となりました。

購入当時「同じ家に住み続ける」つもりだった人のうち、3割が現在は住み替えを検討しています。

とりわけ「基本的に同じ家に住み続ける想定」だった層では、4割以上が住み替え検討へと意識を変化させています。

一方、「一生住み続ける前提」で購入した人は、約9割が現在も考えを維持していました。

住み替えを考える理由、1位は両世代とも「ライフスタイルの変化」

22〜30歳の未購入層で住み替えを前提・視野に入れて住宅を購入したいと回答した人と、40~45歳の購入経験層で住み替えを検討したい・すでに検討中と回答した人に、その理由を尋ねました。

その結果、両世代ともに「ライフスタイルの変化に合わせたいから」が最多となりました。

一方で、長期的な視点に関わる項目では違いが表れています。

「老後はコンパクトで利便性の高い家に移りたいから」は、40~45歳が18.0%、22〜30歳が9.2%と約2倍の開きがありました。

また、「将来の資産として活用したいから」は、40~45歳が28.4%、22〜30歳が21.1%となっています。

すでに購入を経験した世代は、住み替えを「資産活用」や「老後対策」といった中長期的なライフプランの一環として捉えていることがうかがえます。

22〜30歳の8人に1人は「欲しい物件ありき」で資金を組む。40代の2.2倍

続いて、22〜30歳の未購入層について、住宅購入への意識や資金計画を調査しました。

住宅価格の高騰や金利上昇に関するニュースへの意識を尋ねたところ、「住宅購入にあまり興味がない」が32.8%で最多となりました。

一方で、購入時期を検討している回答も多く見られました。

回答内容割合
価格低下を待ちたい19.5%
価格高騰前に購入したい14.8%
金利上昇の落ち着きを待ちたい13.9%
タイミングを逃したと感じている9.8%
ローン返済への不安から見送りたい8.6%
住宅購入にあまり興味がない32.8%

購入時期をうかがう回答は合計48.2%となり、「タイミングを逃した」と感じている9.8%を合わせると、58.0%が住宅購入を自分事として捉えていることが分かります。

若年層では「物件優先型」が比較的多い傾向

住宅購入時のローンや資金計画で最も優先したいことを尋ねたところ、両世代ともに「無理のない毎月の返済額(ゆとり重視型)」が最多となりました。

その割合は22〜30歳が45.1%、40~45歳が53.6%と、8.5ポイントの差が生じています。

一方、「欲しい物件ありきの資金設定(物件優先型)」は、22〜30歳では12.5%と8人に1人が選んでおり、40~45歳の5.6%に対して2.2倍となりました。

少数派ではあるものの、予算から逆算して物件を絞り込むのではなく、住みたい住まいを起点に資金計画を立てる層が、若年層において比較的多いことが分かります。

若年層はデザイン、購入経験層は資産価値を重視

住宅購入時の「絶対に譲れない条件」についても、世代間で違いが見られました。

「デザイン・内装・設備仕様」を挙げた割合は、22〜30歳が4.3%、40~45歳が1.8%でした。

一方、「資産価値・リセールバリュー」は22〜30歳が10.7%、40~45歳が16.1%となっています。

立地や予算といった現実的な条件を重視しつつも、40~45歳では資産性、22〜30歳ではデザインや自分らしい空間づくりにこだわる層が一定数見られました。

同じく住み替えを前提としながらも、世代によって住まいの評価基準には違いが表れています。

22〜30歳の4割以上が「中古物件」を視野に。広がるリノベーションという選択

「現在の市況を踏まえ、もし今住宅を購入するとしたらどのような物件を選ぶか」と尋ねたところ、両世代ともに新築志向が根強い一方、40〜45歳の購入経験層では、新築・中古を問わず「戸建て」への強い意向が確認されました。

一方、22〜30歳の未購入層では中古物件への関心が高く、4割以上が中古物件を視野に入れていました。

特に、戸建てよりも「中古マンション」を支持する割合が上回っており、中古住宅の活用が現実的な選択肢として支持を集めている様子がうかがえます。

若年層ではペアローンや収入合算を検討する人も多い

住宅購入時のローンの組み方や支払い方法について尋ねたところ、いずれの世代も単独での借入・返済が主流となりました。

一方、22〜30歳の未購入層では、ペアローンや収入合算を前提とする回答が約半数を占めています。

40〜45歳層と比較して、若年層ほど世帯全体の収入を活用し、柔軟に資金計画を立てる志向が強いことが示されました。

共働き世帯の定着に加え、物件価格の上昇に伴い、単独収入のみでは求める条件の維持が難しくなっている背景が反映されていると考えられます。

調査結果

今回の調査では、住宅購入を「一生同じ家に住むための決断」とする従来の考え方から、ライフステージの変化に合わせて住まいを見直す考え方へと、意識が変化していることが示されました。

ただし、住み替えを考える理由や住宅購入で重視する条件は、世代によって異なります。

40~45歳の購入経験層では資産活用や老後の利便性といった長期的な視点が見られる一方、22〜30歳の未購入層では、住みたい物件を起点とした資金計画やデザインなど、現在の暮らしの質を重視する傾向が見られました。

中古住宅やリノベーションも含め、ライフステージに応じて住まいを選び直す考え方が広がりつつあります。

まとめ

住宅価格の高騰やライフスタイルの多様化が進むなかで、住宅購入は「どの家を買うか」だけでなく、「将来どのように住まいを活用するか」まで考える時代になりつつあります。

こうした変化は、不動産会社や住宅関連事業者にとっても、住まいの提案方法を見直すきっかけになりそうです。購入時の希望条件だけでなく、将来の家族構成や働き方の変化、売却や住み替えの可能性まで含めた提案が、より重要になっていくと考えられます。

また、中古住宅やリノベーションは、新築住宅とは異なる選択肢として、予算や立地、間取り、デザインなどを組み合わせて住まいを考えられる点に特徴があります。今後は新築・中古という区分だけにとらわれず、現在の暮らしや将来の変化に合わせて柔軟に住まいを選べることが、住宅市場における大切な価値になっていきそうです。

関連情報

中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」

https://cowcamo.jp

※画像参照:PR TIMES

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