株式会社中央プロパティー、相続不動産売却時の住宅診断サービス開始~一級建築士によるホームインスペクション~
<ニュース概要>
CENTURY21 中央プロパティーは、2023年11月から既存住宅状況調査技術者によるホームインスペクションを実施することを発表しました。
既存住宅状況調査技術者の役割
既存住宅状況調査技術者は建築士のみが受講できる講習を修了し、住宅診断において豊富な知識と技術を有する資格者です。調査では構造の安全性や設備の劣化などを点検し、中古住宅の売買時に住宅状況の調査をおこなっている場合、買主に向けて調査結果の説明をすることが義務付けられています。
ホームインスペクションの必要性
買主と売主の間で中古住宅の品質に対する差があり、買主が不安を抱えやすいという課題に対処するために行われます。
ホームインスペクションのメリット
ホームインスペクションを実施することで、相続不動産の売却において以下のメリットがあります。まず、適正な査定額を算出し、調査書をもとに住宅価値を評価することができます。また、築年数が古い物件でも最小限の改修で安全に住むことが可能であり、トラブルを防ぐことができます。
まとめ
CENTURY21 中央プロパティーの一級建築士であり既存住宅状況調査技術者である小島 雄一氏は、「ホームインスペクションは誰が行うかが重要」と強調し、建築士の知識が診断において有益であると述べています。不動産業者はこの取り組みを通じて、安心して中古住宅の取引ができる環境を整備し、相続不動産の売却においても安全性を提供することを目指しています。
不動産事業者の積極的なホームインスペクション導入は、中古住宅市場において信頼性と安心感をもたらす一歩と言えます。建築士による調査の導入は、中古住宅の取引における潜在的なリスクを軽減し、売主・買主の双方にとって利益をもたらすでしょう。これにより、不動産市場全体の健全な発展が期待されます。