日本最大級の工務店ネットワークJAHBnet(ジャーブネット) 『地域工務店が日本の住まいを変える』ミッションを達成し四半世紀の歴史に幕
<ニュース概要>
株式会社AQ Groupは、25年にわたり主宰してきた日本最大級の工務店ネットワーク「JAHBnet(ジャーブネット)」の解散を発表しました。
JAHBnetは、1998年に設立され、「地域工務店・木造住宅を主役に」「日本の住まいを安くする」をミッションとし、16万棟超の住宅供給などで業界に大きな影響を与えました。過去の功績として、坪単価21万円の商品「M21」が日経新商品ランキングで第一位を獲得したり、東日本大震災においては迅速な現地支援を行ったことが挙げられます。
JAHBnetが果たした役割を終え、ミッションを達成したとの判断から、現在でも100社以上の会員企業が在籍する中、解散に向けた「勝どきを上げる会」を開催し、前向きな解散を決断しました。
まとめ
AQ Groupは、解散後も日本の住環境を向上させるために全国工務店と連携し、理想の住まいづくりを支援していく姿勢を示しています。地域に根ざしたビルダー・工務店が安定した経営基盤を築くため、SABM(SABM:AQ Groupが設立した、日本一を目指すビルダー集団。)やJAHBnetのような支援活動をこれまでに行っており、これからも最新技術を導入し、高い自由度のある住まいを適正価格で提供できる「理想のつくり手」に進化することを志しています。
JAHBnetは地域社会への貢献や災害支援活動など、その活動は多岐にわたりました。AQ Groupの今後のビジョンと連携に期待が寄せられます。
JAHBnet(ジャーブネット)の沿革
1994年 住宅建設事業総合支援システム「アキュラシステム」を全国工務店に供給開始。約2800社が導入
1998年 アキュラネット(現JAHBnetを設立)。2001年には会員数は500社を突破
2005年 実物大耐震実験を実施し新世代ハウスの耐震性を実証。経済大臣表彰を受賞
2009年 550万円「新すまい55」を発売、大好評をいただく。
2010年 「アキュラシステム」グッドデザイン賞を受賞
2011年 東日本大震災発生。未曾有の災害に対しわずか数日で現地支援を実施
「日本を元気にしようプロジェクト」を発足「仮設住宅の建築支援」を実施
2013年 「JAHBnetリーディングプロジェクト」グッドデザイン賞を受賞
リーマンショックの影響で工務店の廃業、倒産が急増する中「工務店を元気にするためには
経営が大切」と考え「工務店経営塾(永代ビルダー塾)」を開講、のべ100社超える工務店が入塾
2015年 「JAHBnet 全国工務店による相互支援ネットワーク」グッドデザイン賞を受賞
2016年 太陽光発電を推進すべく「賢い連携会員」を組織。
2018年 「太陽光推進協議会」発足し会員工務店を通じて太陽光発電を普及。
2023年 JAHBnetはそのミッションを達成し、解散。
※画像参照:PR TIMES