【宅配ボックスの有無は賃貸物件選びにどのくらい影響する?】回答者507人アンケート調査
<ニュース概要>
ECサイトの普及によりオンラインショッピングが当たり前の日常となり、その利便性から宅配ボックスの設置が増える中、賃貸物件選びにおいて宅配ボックスの有無がどれだけ重要な要素なのかについて、不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが行った調査結果が発表された。
調査概要
- 調査対象: 10代から60代以上までの507人
- 調査期間: 2023年12月13日〜12月18日
- 調査方法: インターネットによる任意回答
- 有効回答数: 507人(女性 310人/男性 193人/その他4人)
- 回答者の年齢: 10代1.4%、20代11.4%、30代32.7%、40代33.3%、50代17.2%、60代以上4%
調査結果サマリー
- 宅配ボックスの有無が重要だと考える人は約4割で、宅配ボックスがなく実際に不便な思いをした人は6割以上。


- 宅配ボックスがある物件を選ぶ理由は再配達の不要さや便利さが主な要素。
- メリットとしては、不在時でも荷物を受け取れることや、受け取り時間を気にせず自由な行動ができることが挙げられるが、デメリットとしては盗難や大きな荷物の扱いに不便さがある。
- 物件選びで重要視される要素では、「家賃」が1位、「宅配ボックス」は11位に位置付けられた。

まとめ
宅配ボックスの設置は現代のライフスタイルに合わせた便益として受け入れられつつあることが明らかだ。再配達の不要さや利便性が大きな魅力として浮かび上がる一方で、重い荷物や盗難のリスクなど、課題も存在する。こうした調査結果から、宅配ボックスは一部の需要に対応するオプション的な要素であり、物件選びにおいては他の要素に比べて相対的に重要度が低いことが示唆される。
ただし、これからの社会でさらにオンラインショッピングが拡大し、人々のライフスタイルが変化する中で、宅配ボックスの重要性が今後も増す可能性もある。不動産業界においては、ニーズの多様化に対応し、宅配ボックスを含めた住環境の充実を図ることが求められるだろう。
※画像参照:不動産メディア「幸せおうち計画」