イタンジ、RENOSY Thailandと連携し、タイでの不動産SaaS事業展開に着手〜東南アジア地域で、不動産管理DX事業基盤の強化を目指す〜
<ニュース概要>
株式会社GA technologies(GAテクノロジーズ)のグループ会社であるイタンジ株式会社は、タイ王国での事業展開を目指し、同じくGAテクノロジーズのグループ会社であるRENOSY(Thailand)Co.,Ltd.(以下「RT社」)と連携することを発表しました。イタンジは、日本国内で展開している不動産SaaS等のテック事業の実績とノウハウを活かし、タイにおける事業展開を進めます。これにより、不動産デジタルインフラの整備が未だ進んでいない東南アジア地域において、ネット不動産のグローバル展開を加速させる計画です。
背景
イタンジは、日本国内において、不動産取引をテクノロジーで効率化するプラットフォームを展開し、30億円を超える売上収益を記録しています。不動産賃貸業務支援4サービスにおいて仲介会社利用率 No.1(※1)を誇り、全国賃貸申込件数の約3割のシェア(※2)を獲得しています。一方、RT社はタイで外国人駐在員向けの不動産賃貸仲介事業でトップシェアを持ち、高級賃貸検索プラットフォーム「dearlife by RENOSY」を運営しています。両社の連携により、タイ国内での不動産管理DX事業が強化される見通しです。
ビジネス環境とシナジー効果
日本では不動産オーナーが管理会社に賃貸管理を委託するケースが一般的ですが、タイでは不動産オーナー個人や法人が自ら管理を行っており、業務のデジタル化が遅れています。イタンジが提供するサービスにより、不動産オーナーの利便性が向上することが期待されます。また、RT社がタイ国内で多くの不動産オーナーと取引を行っていることから、スピーディな営業活動が可能となります。
今後のスケジュール
2024年5月には、イタンジの開発担当執行役員がタイ拠点に着任し、現地での事業展開を推進する予定です。これにより、現地ニーズに合わせた開発が加速される見込みです。
まとめ
この連携により、日本の不動産テック企業がアジア市場に進出することで、地域間のビジネスネットワークが拡大し、グローバルな規模での事業展開が強化されるでしょう。
さらにタイの不動産管理業界におけるデジタル化の促進は、顧客にとって利便性が向上するだけでなく、市場全体の活性化にもつながるでしょう。