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LIFULL HOME’Sが住まいの「セキュリティ設備」の最新動向を調査

LIFULL HOME’Sが住まいの「セキュリティ設備」の最新動向を調査、お出かけしやすくなる春や大型連休は空き巣や不法侵入に注意!家賃の差額の大きいセキュリティ設備ランキング 1位は東阪ともに「オートロック」。「防犯カメラ」の設置物件は東京の方が少なめ

株式会社LIFULが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」が、空き巣や不法侵入などが増えると言われるこれからの時期に向けて、住まいのセキュリティ設備に関する最新動向を発表しました。

春や大型連休は、空き巣や不法侵入の増加が懸念される時期です。調査では、東京23区と大阪を対象に、ニーズの高いセキュリティ設備を調べると共に、その設備の普及率、そして各セキュリティ設備の有無による家賃相場の差異について分析されました。

調査概要

「必須」選択割合の高いセキュリティ設備ランキング

対象物件:賃貸

期間: 2023年3月1日~31日

エリア:東京23区と大阪府

デバイス:スマートフォン

各セキュリティ設備のある物件割合・家賃の差額の大きいセキュリティ設備

対象物件:賃貸

期間:2023年3月1日~2024年2月29日

築年数:40年以内

駅徒歩分数:20分以内

広さ:15㎡以上~40㎡未満

エリア:東京23区と大阪府

LIFULL HOME’Sが住まいの「セキュリティ設備」の最新動向を調査

必須選択率の高いセキュリティ設備ランキング

調査では、東京23区では「TVモニター付きインターホン」が最も必須選択率が高く、大阪では「オートロック」がトップでした。特にインターホンとオートロックに対する強いニーズが示唆されます。

※LIFULL HOME’Sでは物件探しの検索条件を「できれば/必須」で優先順位づけをして検索できる『できれば検索』という機能を搭載。物件を探す際に、各セキュリティ設備が「必須」選択された割合を調査

各セキュリティ設備の設置割合

調査によれば、「オートロック」の設置割合は東京23区と大阪の両方で7割を超えており、特に高い普及率が確認されました。一方、「防犯カメラ」の設置割合は東京23区が半数を下回る一方、大阪では56.1%と比較的高い数字が報告されました。

家賃の差額の大きいセキュリティ設備ランキング

セキュリティ設備の有無による家賃の差額を調査した結果、東京23区と大阪の両方で1位は「オートロック」でした。特に東京23区では、オートロックの設置により家賃が28,000円も上昇することが報告されました。

※各セキュリティ設備が「ある」物件と「ない」物件で家賃相場を出し、その差額でランキング化

LIFULL HOME’S総研チーフアナリスト 中山登志朗 氏の考察

住宅のセキュリティはコストと考えるのではなく安心・安全を得るための“保険”

警視庁の調査では2022年に発生した住宅への侵入窃盗の認知件数は15,692件(前年比-9.2%)、対して大阪府警の同様の調査でも1,578件(同+5.3%)ありました。都内では約1割の減少ですが絶対数は依然多く、大阪でも件数自体は少ないものの前年からは増加しており、空き巣被害が決して他人事ではない状況が見て取れます。
一般に、賃貸住宅は単身者が生活していることが多く、一日のうちで家人が自宅にいない時間も相対的に多いため、侵入窃盗の対象になりやすいと言われます。都市部での侵入窃盗件数が依然少なくない状況を考慮すれば、より防犯性・安全性の高い賃貸住宅に住みたいと考えるのは当然のことです。

特に近年では訪問者をモニターで確認でき、画像を録画できる機能も備えたTVモニター付きインターホンへの関心が高まっており、同様に防犯カメラがエントランスや各フロアのエレベータホールなど各所に設置されている賃貸物件も注目されています。一方、不特定多数の侵入を防ぐとされるエントランスのオートロックですが、これは築年数の古い物件(概ね築20年以上)でなければ、大抵の賃貸住宅に標準装備されています。東京23区ではオートロックの有無による賃料の差額が2.8万円、大阪でも1.9万円と最も大きくなっていますが、これはオートロックだけではなく、賃貸物件の築年や品質の違いと考えられます。

また、管理人が常駐していること、および防犯上のトラブルが発生した際にすぐに駆け付けてくれるセキュリティ会社と契約済みの物件であること、などは大きな安心材料ですが、当然のことながらコストが発生します。これをコストと考えるのではなく、保険と考えて日常生活における安心感を得ることが、結果的に居住快適性にも繋がります

さらに、近年では宅配業者を装って家人の不在を確認し、窓ガラスを破って侵入するという悪質な事例が増加しているようです。住戸の玄関ドアだけでなく、窓ガラスにも防犯性の高いサッシを採用している賃貸住宅もありますから、日常の安全=防犯性の高い賃貸住宅を積極的に選ぶように心掛けてもらいたいものです。

LIFULL HOME’Sが住まいの「セキュリティ設備」の最新動向を調査

まとめ

調査結果から、セキュリティ設備の需要が高まっていることが明らかです。特にオートロックやTVモニター付きインターホンなどの設備に対する需要が顕著であり、これらの設備を備えた物件は家賃が上昇する傾向にあります。住宅を探す際には、セキュリティ面も重要な要素として考慮することが求められます。

※画像参照:LIFULL HOME’Sが住まいの「セキュリティ設備」の最新動向を調査

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