<ニュース概要>
アットホーム株式会社は、原状回復の施工会社とスムーズにやり取りができるコミュニケーションツール「原状回復コネクト(体験版)」の提供を開始しました。本サービスにより、不動産管理会社は物件ごとの進捗状況を可視化し、賃貸居住用物件の原状回復業務をスムーズに行うことができます。また、不動産情報流通プラットフォーム「ATBB(不動産業務総合支援サイト)」と連携することで、物件情報を一元管理できる点も大きな特徴です。
「原状回復コネクト(体験版)」概要
「原状回復コネクト」は、不動産管理会社と原状回復を行う施工会社がブラウザ上でメッセージのやり取りをできるサービスです。ATBBの物件情報と連携させることが可能なため、物件ごとの進捗管理や施工会社への依頼・情報共有が簡単に行えます。また、物件の修繕履歴についても情報を蓄積することが可能です。
このたび、より多くの不動産管理会社に利用していただきたいという思いから、「原状回復コネクト」を体験版として提供開始しました。体験版は無料で利用でき、今後は利用者から寄せられた声を集め、サービス改善を重ねていく予定です。
サービス提供の背景
不動産管理会社は、入居者から退去の申し出があると、施工会社と連携して原状回復までのスケジュールや見積もりの手配などを行います。これまで、そのやり取りは電話やメール、Faxが主流で、作業見積もりや工事手配に必要な物件情報の確認、鍵の受け渡し方法などはアナログ処理されていました。進捗管理や作業履歴などの情報管理についても大きな負担がかかり、担当者が複数人いる場合は情報が属人化し、社内共有が難しいという課題がありました。
「原状回復コネクト(体験版)」は、このような課題を解決するため、ATBBの物件情報を活用して専用のチャットに集約し、電話やメールよりも簡単かつ正確にやり取りができるように設計されています。進捗状況を可視化できるため、業務効率化につながり、スムーズなコミュニケーションによりロスタイムが減少し、作業完了までの未入居期間が短縮されることで、オーナーや不動産管理会社の収入増加にも寄与します。
「原状回復コネクト(体験版)」利用の流れ(一例)
まとめ
「原状回復コネクト(体験版)」の提供開始は、不動産管理会社にとって非常に画期的なサービスです。これまでアナログな方法で行われていたやり取りが、デジタルツールによって効率化されることで、業務負担の軽減が期待されます。また、物件情報を一元管理できることから、社内での情報共有もスムーズになり、担当者間の連携が強化されるでしょう。さらに、進捗状況が可視化されることで、未入居期間の短縮や収入増加といったメリットも享受できるため、不動産管理会社にとって大きなプラスとなります。
「原状回復コネクト」は、不動産管理業務の効率化に貢献するだけでなく、業界全体のデジタル化を促進する一助となることが期待されます。今後のサービスの普及が楽しみです。
※画像参照:PR TIMES