不動産会社の約6割が価値観の変化を実感!コロナ禍を経て、高まる住まいへの期待|いえらぶ調べ
<ニュース概要>
株式会社いえらぶGROUPが、不動産会社およびエンドユーザーを対象に「住まい探しに関するアンケート調査」を実施しました。有効回答数は1,237件(不動産会社237名、エンドユーザー1,000名)で、住まいに対する価値観の変化や、住まい選びの重要ポイントが明らかになりました。

1. 住まい選びで最も重視されるのは「立地」、今後注目されるのは「機能性・設備」
不動産会社に「現在、住宅購入者や賃貸希望者からの要望で増えているものは何ですか?」という質問をしたところ、最も重視されるのは「立地」(22.1%)であり、通勤・通学の利便性を考慮した選択が多いことが分かりました。特にコロナ禍後のリモートワークの減少に伴い、オフィス回帰の流れが進んでいることが影響していると考えられます。
一方、今後注目されるポイントとして、立地や価格に次いで多い要望は、「機能性・設備」10.9%、「周辺環境」9.5%となっています。

一方、エンドユーザーに「住まいに対する不満点」を聞いたところ、「特に不満はない」と答えた人が一定数いる一方、「機能性・設備」と答えた人が20.7%で最多となりました。居住空間の快適さや利便性を求める声が増えており、これらのニーズが今後さらに注目されるポイントであるといえます。

2. 家づくりの最大の悩みは「予算・資金調達」
不動産会社に「ユーザーにとって、家づくりをする際の一番の課題は何だと思いますか?」という質問をしたところ、28.3%が「予算や資金計画の立て方」と回答しました。

また、エンドユーザーに対しても同様の質問をしたところ、18.8%が「予算や資金調達」を最も難しい点として挙げました。
特に初めての住宅購入者にとって、どの程度の資金が必要なのかが分かりにくく、不安要素となっていることがうかがえます。不動産会社としては、具体的な資金計画の提案が求められています。

3. コロナ禍以降、住まいの価値観に変化を感じる不動産会社は約6割

不動産会社の61.2%が「コロナ禍以降、住まいに対する価値観が変化した」と回答しました。
一方で、エンドユーザーに「コロナ禍を経て、住まいに求めるものにどのような変化がありましたか?」という質問をしたところ、約2割は「特に変化は感じていない」と答えています。
ただし、「衛生面を重視」(14.8%)、「静かな住環境を求める」(13.2%)、「省エネやエコ住宅に関心がある」(11.9%)など、住環境を重視する意識が高まっていることが分かりました。

まとめ
今回の調査結果から、住まい選びにおける優先順位が変化していることが明らかになりました。立地の重要性は依然として高いものの、設備や機能性を重視する傾向も強まっています。
また、資金計画に関する不安が多いことから、不動産会社にはより具体的な情報提供やサポートが求められそうです。
今後も、住まいのあり方や市場動向を注視しながら、ユーザーのニーズに応じた住環境の提供が求められます。
いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 氏のコメント
このたびのアンケートでは、1,237名の方から「住まい探しや家づくり」に関する貴重なご意見をいただきました。不動産会社様とエンドユーザー様、それぞれの視点を比較することで、「立地」や「予算」といった共通課題に加え、「機能性や設備」に対するニーズが今後の重要なポイントであることが明らかになりました。
特に、不動産会社様のご回答からはプロならではの視点で「資金計画の重要性」や「変化する住まいの価値観」を捉えた意見が寄せられました。また、エンドユーザー様からの「省エネ住宅」や「防音設備」への期待も、今後の市場の方向性を示すものと考えています。これらの声が、業界全体のさらなる発展へのきっかけとなれば幸いです。
当社では今後も、「誰もが快適に住まいを探せる環境をつくる」を使命に不動産業界のDX推進と業務効率化に貢献してまいります。
■調査概要
PR TIMES
- 調査期間:2025年1月23日~2025年2月3日
- 調査機関:株式会社いえらぶGROUP
- 調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など
- 有効回答:【不動産会社】237件、【エンドユーザー】1,000件
- 調査手法:インターネットアンケート調査
※画像参照:PR TIMES