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エンドユーザーの部屋探し、情報収集は不動産ポータルサイトが60.5%で最多、AI利用は今後増加の兆し|いえらぶ調べ

エンドユーザーの部屋探し、情報収集は不動産ポータルサイトが60.5%で最多、AI利用は今後増加の兆し|いえらぶ調べ

株式会社いえらぶGROUPは、不動産会社およびエンドユーザーを対象に、「部屋探しにおけるSNS・AI利用に関するアンケート調査」を実施しました。

有効回答数は801件。今回の調査では、部屋探しにおけるSNSやAIの利用状況、不動産会社側の活用実態、今後利用されると考えられる情報収集手段などが明らかになっています。

スマートフォンの普及や動画コンテンツの浸透、さらにChatGPTやGeminiなどの生成AIの登場により、住まい探しの方法は少しずつ変化しています。一方で、従来から利用されてきた不動産ポータルサイトや不動産会社のホームページ、店舗相談も、依然として重要な役割を担っていることがうかがえる結果となりました。


調査結果のポイント

今回の調査で特に注目したいポイントは、以下の3つです。

1つ目は、部屋探しでSNSを利用しているエンドユーザーが約3割にとどまっていることです。また、不動産会社側のSNS活用も約3割という結果でした。

2つ目は、不動産会社のAI利用が約6割に達していることです。前年調査と比較して約2割増加しており、不動産業務におけるAI活用が広がっている様子が見られます。

3つ目は、今後部屋探しで利用したい手段として、エンドユーザー・不動産会社ともに「不動産ポータルサイト」が上位に挙がっていることです。SNSやAIへの注目が高まる一方で、ポータルサイトの存在感は引き続き大きいことがわかります。


部屋探しでSNSを利用するエンドユーザーは約3割

エンドユーザーに対して、「部屋や物件情報を探す際に、SNSを利用しますか?」と質問したところ、以下のような結果となりました。

「積極的に利用している」は12.3%、
「時々利用している」は22.7%、
「あまり利用していない」は20.3%、
「利用していない」は44.7%でした。


SNSで見られているのは「内見動画・ルームツアー」と「物件紹介」

SNSを利用しているエンドユーザーに対し、「SNSでどのような情報を見ましたか?」と質問したところ、最も多かったのは「内見動画・ルームツアー」で63.6%でした。

次いで「物件紹介の投稿」が62.8%となっており、動画や画像を通じて物件の雰囲気を知りたいというニーズが高いことがうかがえます。

特に、内見動画やルームツアーは、写真だけでは伝わりにくい部屋の広さ、動線、日当たり、収納の位置、周辺の雰囲気などを視覚的に確認しやすい点が特徴です。

最近では、Instagramのリール動画やTikTok、YouTubeショートなどで物件紹介を行う不動産会社も増えています。ユーザーが自ら検索して見るだけでなく、関連動画として表示された物件紹介コンテンツを偶然目にするケースもあると考えられます。


不動産会社のSNS活用も約3割にとどまる

一方、不動産会社に対して「SNSを部屋探しの集客に活用していますか?」と質問したところ、以下のような結果となりました。

「積極的に活用している」は12.6%、
「時々活用している」は18.9%、
「あまり活用していない」は21.1%、
「活用していない」は47.4%でした。

2025年1月に実施された「住まい探しにおけるSNSの利用状況に関するアンケート調査」では、SNSを運用している不動産会社は34.8%でした。今回の結果と比較すると、不動産会社のSNS活用率には大きな変化は見られないといえます。


不動産会社が活用しているSNSはInstagramが最多

SNSを部屋探しの集客に活用している不動産会社に対し、「活用しているSNS」を聞いたところ、最も多かったのはInstagramで76.7%でした。

次いで、Facebookが46.7%、LINEが43.3%という結果になっています。

SNSは単なる集客チャネルというだけでなく、ユーザーとの接点を増やす手段としても活用の余地があると考えられます。


エンドユーザーのAI利用はまだ限定的

次に、部屋探しにおけるAI利用について見ていきます。

エンドユーザーに対し、「部屋や物件情報を探す際に、AIを利用しますか?」と質問したところ、以下のような結果となりました。

「積極的に利用している」は7.9%、
「時々利用している」は17.0%、
「あまり利用していない」は16.4%、
「利用していない」は58.7%でした。

ChatGPTやGeminiなどの生成AIが一般にも広がりつつあるとはいえ、部屋探しにおいてAIを活用している人はまだ一部にとどまっています。

AIは情報整理や比較、条件の洗い出しには便利ですが、実際の物件情報の正確性や空室状況、契約条件などは最新情報の確認が必要です。そのため、エンドユーザー側もAIだけで部屋探しを完結させるというより、補助的なツールとして使っている段階と考えられます。


AIでは「家賃相場」や「住みやすい街」を調べる人が多い

AIを利用しているエンドユーザーに対し、「AIを使ってどのようなことを調べましたか?」と質問したところ、最も多かったのは「家賃相場」で67.0%でした。

次いで、「住みやすい街」が55.1%、「おすすめのエリア」が45.5%となっています。

この結果から、AIは具体的な物件検索よりも、住むエリアを検討する前段階で活用されている傾向があると考えられます。

たとえば、
「都内で一人暮らししやすいエリアは?」
「家賃を抑えつつ通勤しやすい街は?」
「治安や買い物環境を考えるとどの駅がよい?」
といった相談は、AIと相性のよい使い方です。

一方で、物件の空室状況や正確な賃料、初期費用、契約条件については、不動産ポータルサイトや不動産会社への確認が必要です。AIは、あくまで情報収集や検討の入口として利用されていると見るのが自然です。


不動産会社のAI活用は約6割に拡大

エンドユーザー側のAI利用が約25%にとどまる一方で、不動産会社側ではAI活用が進んでいることがわかりました。

不動産会社に対し、「AIを業務で活用していますか?」と質問したところ、以下のような結果となっています。

「積極的に活用している」は32.6%、
「時々活用している」は30.5%、
「あまり活用していない」は18.0%、
「活用していない」は18.9%でした。

2025年6月に実施された「生成AIに関するアンケート調査」では、AIを利用している不動産会社は41.4%でした。今回の結果と比較すると、不動産会社におけるAI利用は大きく広がっていることがうかがえます。

不動産業務では、物件情報の整理、文章作成、問い合わせ対応、ブログ記事作成、社内資料作成など、多くの場面で文章や情報整理が必要になります。こうした業務は生成AIと相性がよく、導入が進みやすい領域といえるでしょう。


AIの活用業務は「物件紹介文の作成」が最多

AIを業務で活用している不動産会社に対し、「AIをどのような業務で活用していますか?」と質問したところ、最も多かったのは「物件紹介文の作成」で56.7%でした。

次いで、「ホームページ・ブログ記事作成」が41.7%となっています。

物件紹介文は、間取り、設備、周辺環境、アクセス、生活利便性などをわかりやすく伝える必要があります。AIを使うことで、文章作成の時間短縮や表現の幅を広げることが期待できます。

また、ホームページやブログ記事の作成にAIを活用することで、地域情報、住まい探しのコツ、賃貸・売買に関する解説記事などを効率的に発信しやすくなります。


今後も部屋探しの中心は不動産ポータルサイト

調査では、今後の部屋探しで利用される情報収集手段についても質問されています。

不動産会社に対して「今後、部屋探しの情報収集として増える手段は何だと思いますか?」と聞いたところ、最も多かったのは「不動産ポータルサイト」で55.8%でした。

次いで、「AI」が49.5%、「SNS」が37.9%となっています。

一方、エンドユーザーに対する「今後、部屋探しをする際に利用したいものを教えてください」という質問では、「不動産ポータルサイト」が60.5%で最も多い結果となりました。

次いで、「不動産会社のホームページ」が43.5%、「不動産会社の店舗で相談」が40.2%となっています。

この結果を見ると、不動産会社側はAIやSNSの拡大にも期待している一方で、エンドユーザー側は引き続きポータルサイト、公式ホームページ、店舗相談といった従来の手段を重視していることがわかります。


まとめ

今回の調査で印象的なのは、SNSやAIが注目されている一方で、エンドユーザーの部屋探しでは、まだ不動産ポータルサイトや不動産会社のホームページ、店舗相談といった従来の手段が強く支持されている点です。

SNSは日常的に使われるツールですが、部屋探しは家賃や契約、生活環境に関わる大きな判断です。そのため、ユーザーは見た目の印象だけでなく、信頼できる情報や専門的なサポートを求めていると考えられます。

一方で、SNSで内見動画やルームツアーを見る人が多いという結果は、不動産会社にとって見逃せないポイントです。物件の魅力を伝えるうえで、動画や写真の重要性は今後さらに高まる可能性があります。

また、不動産会社のAI活用が約6割に達している点からは、業務効率化への関心の高さがうかがえます。特に物件紹介文やブログ記事作成など、文章作成の分野ではAIの活用が進みやすいと考えられます。

ただし、不動産情報は正確性が非常に重要です。AIを活用する場合でも、最終的な確認や判断は人が行う必要があります。AIは便利な補助ツールですが、物件情報や契約条件を正確に伝える責任は、引き続き不動産会社側にあるといえるでしょう。

今後の部屋探しでは、ポータルサイトで条件に合う物件を探し、SNSで雰囲気を確認し、AIでエリアや相場を整理し、最後は不動産会社に相談するというように、複数の手段を組み合わせる流れが広がっていくかもしれません。

不動産会社にとっては、SNSやAIを単なる流行として取り入れるのではなく、ユーザーが安心して住まいを選べるように、正確でわかりやすい情報発信を続けることが重要になりそうです。

いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 氏コメント

今回の調査から、部屋探しにおける情報収集手段は多様化が進む一方で、不動産ポータルサイトが引き続き中心的な役割を担っていることが明らかになりました。また、SNSやAIといった新たな手段への関心も高まり、住まい探しを取り巻く環境は大きく変化しつつあります。

こうしたなか、不動産会社においてもSNSを活用した集客やAIによる業務効率化が進んでおり、今後はより正確でスピーディーな情報提供と、多様な接点づくりが重要になると考えられます。

当社では、不動産会社とエンドユーザー双方の視点を踏まえたサービス提供を通じて、不動産業界のさらなる発展に貢献してまいります。

調査概要

  • 調査期間:2026年3月13日~2026年3月23日
  • 調査機関:株式会社いえらぶGROUP
  • 調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など
  • 有効回答:【不動産会社】95件、【エンドユーザー】706件
  • 調査手法:インターネットアンケート調査
PR TIMES

※画像参照:PR TIMES

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