職人不足時代を解決する新提案──DIY支援型リノベ相談サービス「教えて!リノベ相談室」誕生!職人不足・工事費高騰に負けない、新しい暮らしづくりと地域課題解決を目指して
<ニュース概要>
株式会社TSUDA CONSTRUCTION COMPANY(以下、TSUDA CONSTRUCTION)は、2025年5月より、施主主体のリノベーションを支援する新サービス「教えて!リノベ相談室」の提供を開始しました。これは、同社が2024年より展開する「教えて!工務店」に続く新たなサービスであり、リノベーションを検討する施主が気軽にプロのアドバイスを受けられる相談特化型のモデルです。
※「教えて!工務店」は、プロが伴走しながら施主自身の手によるリノベーションを支援するDIYサポート型プロフェッショナルサービスです。


リノベーションの“セカンドオピニオン”を提供
新サービス「教えて!リノベ相談室」は、個人住宅オーナーや賃貸物件のオーナー、店舗オーナーなどを対象に、リノベーション計画段階でのセカンドオピニオンとして、専門家によるアドバイスを提供することを目的としています。

教えて!リノベ相談室 - 相談を受ける様子
サービス内容は、以下の3点で構成されています。
- 電話による無料相談(10分程度)
- オンラインまたは対面による有料相談(60分 2万円・満足できなければ返金保証)
- 有料相談後のアドバイスをまとめたPDF形式のレポート提供
リノベーションに関する知識が少ない施主が、施工前に的確な判断ができるようサポートし、業者任せにしない住まいづくりを支援します。
背景には深刻な人手不足と高騰する施工コスト
「教えて!リノベ相談室」および「教えて!工務店」の登場背景には、建設業界が抱える構造的な課題があります。
厚生労働省の2023年の資料によると、建設技能労働者の34%が55歳以上である一方、29歳以下は11%にとどまり、2025年には約13万人の人手不足が予測されています。
※厚生労働省「建設業における人材確保・育成の現状」(令和5年版)
➔ https://jsite.mhlw.go.jp/niigata-roudoukyoku/content/contents/4_060829ngtjinzaikakuho_seibikyoku.pdf
こうした状況を受けてTSUDA CONSTRUCTIONは、施主が自ら施工に参加する「教えて!工務店」サービスにより、プロが支援することで、建設現場の人材不足と高騰する工事費の双方に対応できる新たなリノベーションモデルを提案しています。
初年度は通常工事に対する施主主体工事受注額の割合は3%でしたが、現在は案件数ベースで前年の約4倍の成長が見込まれており、ニーズの高まりがうかがえます。
トコクラフト事業として全国展開を目指す
「教えて!リノベ相談室」や「教えて!工務店」は、TSUDA CONSTRUCTIONが手がける「トコクラフト事業」の中核サービスでもあります。
この事業は「プロの技術をシェアする」をコンセプトに、以下の6つの柱から成り立っています。
- DIYスペースのレンタル運営
- 電動工具講習
- ワークショップイベント開催
- 「おうちの大工さん講座」
- 「教えて!工務店」
- 「教えて!リノベ相談室」


これらのサービスはフランチャイズ展開も行っており、一部サービスのみの加盟も可能としています。特に「教えて!工務店」は「教えて!リノベ相談室」とは初期投資を抑えながらセットで加盟でき、小規模事業者やスタートアップ事業者でも参入しやすい仕組みを整えています。
トコクラフト事業について詳しくは公式ページをご覧ください。
➔ https://tcco-craft.com/
まとめ
建設業界の課題である職人不足や施工コストの高騰は、今後ますます深刻化していくと見られます。こうした中で、TSUDA CONSTRUCTIONの「教えて!リノベ相談室」や「教えて!工務店」は、単なる業者依存の住宅づくりから一歩進んだ「共創型の住まいづくり」として、業界に新たな選択肢を提供していると言えるでしょう。
施主自らが知識を持ち、計画に主体的に関わることで、納得度の高い空間づくりとコスト削減を両立できるこのモデルは、今後さらなる注目を集める可能性があります。
※画像参照:PR TIMES