<ニュース概要>
不動産鑑定士による専門的な視点で、空き家や相続、負動産に関する情報の信頼性向上を目指す新たな取り組みが始まりました。アデックスリサーチアンドコンサルティング株式会社は、2025年5月より「相互リンク&記事監修」の無料パートナー提携制度を開始しました。
誤情報の拡散を防ぐため、専門家がメディアと連携
ネット上には、「空き家は放置しておいてもよい」「再建築不可物件でも簡単に売却できる」「相続放棄すれば問題解決」など、不正確で誤解を招く情報が散見されます。こうした状況下で、読者が判断を誤り損失を被るリスクが高まっています。
不動産の現場では、法律・制度の複雑さに加え、情報の不透明性が暮らしの不安を招いており、信頼性のある情報提供が求められています。アデックスでは、実務経験600件超の不動産鑑定士チームが、正確で現実に即した知見を活用し、メディアと連携して専門性の高い情報を届けることを目的としています。
提携制度の概要
今回の提携制度は、次の2つの内容で構成されています(いずれも無料)。
(1)相互リンクによる記事提携
アデックスが保有する記事や調査・解説コンテンツを他サイトで紹介し、アデックス側からも当該記事へリンクを設定することで、SEOや専門性向上、相互のアクセス促進が期待されます。公式サイトでは、「外国人労働者と不動産リスク」や「空き校舎活用と地方創生の可能性」など、社会課題と不動産を結びつけた多様な記事が掲載されています。
(2)記事の無料監修・コメント協力
空き家、相続、再建築不可物件、共有不動産といった専門性の高いテーマを取り扱う際、アデックスの不動産鑑定士が記事の内容監修やコメント提供を無償で行います。代表の田中秀和氏が直接監修・アドバイスにあたり、読者に正しく伝わる情報発信を支援します。記事テーマが未定でも、企画段階から専門的なアドバイスを受けることが可能です。
対象となるメディア
提携の対象は、不動産関連メディアや士業サイト、不動産ポータルサイトにとどまらず、空き家や相続をテーマに扱うブロガー、マーケティング会社、自治体広報、NPOなど幅広い分野に広がっています。社会課題としての空き家問題・相続対策を発信しているメディアであれば、積極的に連携が検討されるとのことです。
まとめ
空き家や相続といったテーマは、社会問題としての深刻さに加え、法制度や実務の複雑さから、正確な情報提供が求められる分野です。アデックスによるこの取り組みは、単なる広報活動を超えた社会的意義のある試みだと感じます。とくに、記事監修や相互リンクの無償提供は、予算に限りのある地方自治体や個人ブロガーにとって非常に心強い支援です。
専門家による監修が加わることで、読者にとっても「正しい判断」に繋がる信頼できる情報に触れる機会が増えると考えられます。不動産分野で情報発信を行っているすべての方にとって、有益な提携制度となるのではないでしょうか。



















