令和の若者 8割が「将来一軒家を購入したい」その調査結果の一部を大公開!全国の15歳~20歳の若者に「将来、家を購入したいか」についてアンケート調査を実施しました
<ニュース概要>
現代の若者たちは「住宅」に対してどのような将来像を描いているのでしょうか。
株式会社ワカモノリサーチが運営する、10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト「放課後NEWS」では、全国の15歳〜20歳の若者(男女)200名を対象に「将来、家を購入したいか」についてのインターネット調査を実施しました。調査期間は2025年5月13日から5月28日までとなっています。
今回、その結果の一部が「放課後NEWS」にて公開されました。
若者の91.5%が「家を購入したい」と回答
調査によると、回答者の91.5%が「将来、家を購入したい」と考えていることが明らかになりました。

建築資材や地価の高騰、人件費の上昇などで住宅取得のハードルが上がっている現代においても、マイホームは若者たちにとって憧れの存在であるようです。
「夢のマイホームが欲しい」「自分の家を持つのが夢だった」などの声が多数寄せられ、“マイホーム信仰”は令和の若者にも根強く残っていることがわかりました。
この結果について、7000組以上の接客経験と1500人以上のコンサル実績を持つ設計事務所「株式会社Amigo」CEOの小池純氏は、家庭内でリモートワークを行う親の姿を見て育った世代ならではの感覚が背景にあるのではと分析しています。
「自宅でWeb会議をする親の姿を見て、“通勤して働く”という常識が変わったと感じた若者も多いはずです。だからこそ、自分の好きな場所に資産として家を持ちたいと考えるようになったのかもしれません」とコメントしています。
また、円安やインフレの影響から、早期に“資産を守る”というマインドを持つ若者が増え、「現金より不動産」に魅力を感じる傾向も指摘されました。
「賃貸派」の若者も一部存在 その理由とは
一方で、「家を購入したくない」と回答した若者もおり、その理由には「いろんな場所に住んでみたい」「旅をしながら暮らしたい」という“移動の自由”を重視する声が多く見られました。
また、「家計への負担が心配」「購入手続きが面倒」といった現実的なハードルを理由に挙げる意見も目立ちました。
「購入するなら一軒家」8割超が回答
調査では「家を購入したい」と回答した若者に対して、「一軒家とマンション、どちらを購入したいか」という設問も設けられました。
その結果、81.4%が「一軒家を購入したい」と回答し、マンション派を大きく上回りました。

一軒家を選んだ理由には、
- 「理想の家を自分で建てたい」
- 「自由にリメイクしたい」
- 「周囲の音を気にせずに暮らしたい」
といった“自己表現”や“パーソナル空間”への強いこだわりが挙げられています。
小池氏も、「SNSのDIY情報やリノベーション動画などを視聴することで自分自身でも体験体感したいという欲求があるのでは」と分析。「土地を丸ごと所有する方がゲーム感覚で資産ポートフォリオを作れる」とも話しており“リアル NFT”として一軒家を購入するワクワク感も令和の若者にはあるのかもしれません。
一方、マンション派からは「セキュリティ面で安心」「除雪などの手間が少ない」「虫が少ない」といった、生活面での利便性や安全性を理由に挙げる意見が目立ちました。
また、「タワーマンションのエントランスに憧れる」「東京の都会的な暮らしに魅力を感じる」といった都市志向も見られました。
専門家が語る一軒家とマンションのメリット・デメリット
記事では、建築コンサルタントによる一軒家とマンションのそれぞれのメリット・デメリットについても解説されています。より詳しい調査結果や専門家の見解については、放課後NEWSの特設ページ(リンクはこちら)にて確認することができます。
まとめ
今回の調査結果からは、令和の若者が「住まい」を“資産”として捉え、自分らしい生き方を追求している姿が見えてきます。
SNSを通じた情報取得、コロナ禍でのライフスタイルの変化、投資への関心の高まりなど、かつての若者像とは異なる“成熟した消費マインド”が背景にあるのかもしれません。
とはいえ、一方で「自由に暮らしたい」「家は負担」といった柔軟な価値観を持つ若者もおり、所有か非所有かの二択では語れない多様なライフスタイルが共存していることも印象的です。
不動産業界にとっては、今後の顧客となるZ世代のリアルな声を知ることができる、非常に興味深いデータとなっています。
※出典元「放課後NEWS」
※画像参照:PR TIMES



















