マンション修繕なび、将来の大規模修繕に備えるための指針となる「長期修繕計画」の見直しガイド機能をリリース~AIで長期修繕計画書をデジタル化(DX)、オープンで適切な修繕資金計画見直しを支援~
<ニュース概要>
株式会社オプテージは、マンション管理組合向け修繕工事見積プラットフォーム「マンション修繕なび」において、新機能「長期修繕計画ガイド」の提供を開始しました。本機能は、従来紙やPDFで管理されてきた修繕計画書をデジタル化し、合理的な資金計画の見直しを支援するものです。利用料は無料で、サービスの申し込みが必要となります。
背景
近年、マンションでは「建物の老朽化」と「居住者の高齢化」という二重の課題が進行しています。管理組合においては理事の担い手不足や修繕積立金不足といった問題が深刻化。さらに2026年4月には、区分所有法やマンション管理適正化法など複数の法律改正が施行される予定であり、マンションの適切な管理体制の整備が社会的にも急務となっています。
また、大規模修繕工事では事業者選定の不透明さが社会問題として取り上げられることもあり、専門的知識を持たない区分所有者が安心して判断できる仕組みの必要性が高まっています。
そこで株式会社オプテージは、マンション管理組合向けに修繕工事相見積機能や専門家の紹介サービスを提供している「マンション修繕なび」において、紙やPDFファイルなど、情報共有や整理が難しい“アナログベースで運用される修繕計画書”をデジタル化(DX)し、修繕計画・資金計画の適切な見直しを支援する、「長期修繕計画ガイド」機能を開発、提供開始しました。
新機能「長期修繕計画ガイド」の概要
今回提供開始された「長期修繕計画ガイド」では、以下の機能が利用可能です。
生成AIによる修繕計画書のデータベース化
現在紙やPDFなどで管理されている「長期修繕計画書(修繕工事の計画書類および資金計画書)」を生成AIで読み取り、データベース化します
国土交通省標準様式に沿ったグラフ化
データベースに基づき、国土交通省の標準様式に沿ってグラフ化することで、幅広い方に理解しやすく、共有が可能な長期修繕計画を作成します
自動積立金シミュレーション
将来必要な工事に向けた、修繕積立金見直し額の概算算出が可能になります
専門家の比較検討
将来の修繕工事に向けた、工事時期や周期・コストの見直しに向けた、専門家(マンション管理士や設計コンサルタント、施工業者)の比較検討が可能です
まとめ
オプテージの「長期修繕計画ガイド」は、管理組合が抱える大きな課題に対し、DXを活用して解決を図る先進的な取り組みです。これまで紙やPDFに依存していた修繕計画の情報をデジタル化することで、計画の透明性や合理性が高まり、専門家の知見を取り入れやすくなる点は管理組合にとって大きなメリットです。
2026年の法改正を控え、マンションの修繕・管理をめぐる社会的な関心は一層高まると考えられます。本サービスが普及することで、管理組合の意思決定の質が向上し、居住者が将来にわたり安心して暮らせる環境づくりにつながることが期待されます。
▼アナログベースで管理されている「長期修繕計画書」をデータベース化・適切な資金計画の見直しを支援します
▼大小修繕工事や設備工事の相見積もり(従来機能)
※一部の画面は開発中のものです 「マンション修繕なび」について
関西電力グループの総合情報通信事業者 株式会社オプテージの社内事業公募制度から生まれたスタートアップ事業として2022年にサービスを開始。マンション管理組合向けに、大小修繕工事を対象とした見積プラットフォーム「マンション修繕なび」や専門家の紹介サービスを提供、首都圏・関西を中心とした300組合以上にご利用いただいています。
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