不動産会社から紹介してもらいたいライフラインサービス1位は「電気」、クレジットカード・QRコード決済で支払いを希望する検討者は半数以上
<ニュース概要>
アットホーム株式会社は、2024年7月~2025年7月の間に賃貸物件へ引越しを経験した人および、2026年3月までに引越しを検討している18~59歳の男女910名を対象に、住まい探しやオンライン手続きに関する意識調査を実施しました。
■住まい探しの出発点は“ネット検索”が主流
住まいの探し方については、経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」が最も多い結果となりました。特に検討者では上位4位までを「インターネット検索」が占めており、まずはネットで物件情報を集める傾向が強いことが分かりました。

また、物件検索時に「必ず掲載してほしい写真」を尋ねたところ、経験者は「風呂」、検討者は「トイレ」がトップに。どちらも水回りの写真を重視する傾向があり、広さや清潔感を確認したい意識がうかがえます。周辺環境の写真では、両者とも「スーパーマーケット」が最も求められており、生活利便性の高さが関心ポイントといえそうです。

■選ばれる不動産会社の条件は「物件数」と「写真の質」
問い合わせを行う不動産会社の選定基準では、経験者・検討者ともに「取り扱っている物件数が多い」がトップに。次いで「物件写真の枚数が多い」「写真がきれいで見やすい」など、写真関連の項目が上位を占めています。
視覚的にわかりやすい情報発信が、顧客に選ばれるカギとなっているようです。

■内見は“店舗で待合せて現地訪問”が主流、電話予約は敬遠傾向も
内見方法については、経験者・検討者ともに「不動産会社の店舗で待合せして現地に訪問」が最も多く、次いで「現地で直接待合せして訪問」と続きました。

一方で、実際の内見予約方法を見ると、電話で予約した人は47.4%と半数近くを占めたものの、希望としては33.4%にとどまり、電話連絡を避けたい傾向も見られました。チャットやオンライン予約など、より手軽な手段が求められているといえます。

■オンライン契約・キャッシュレス決済への関心も上昇
オンラインでの手続きについては、不動産会社から紹介してもらいたいライフラインサービスの1位が「電気」、次いで「ガス」「水道」となりました。約8割の検討者が、引越しやライフラインの一括手配サービスを「利用したい」と回答しており、利便性を重視する傾向が強まっています。

また、オンラインで契約を行いたいと考える検討者は36.4%にのぼり、非対面型の契約ニーズが拡大しています。

さらに、家賃や初期費用の支払い方法として「クレジットカード」「QRコード決済」を希望する検討者は半数を超え、キャッシュレス化の進行も見られました。

■まとめ:住まい探しの“新常識”は「非対面・視覚情報・キャッシュレス」
今回の調査からは、住まい探しにおける“非対面志向”と“オンライン完結型”の流れが一層強まっていることがうかがえます。
特に、電話よりもチャット予約を好む傾向や、契約・支払いのオンライン化への期待は、今後の不動産業界におけるデジタル化推進の重要な指標となりそうです。
また、「写真の見やすさ」や「物件数の多さ」といった視覚的な信頼性が選ばれる決め手になっている点も注目されます。
物件情報の発信力とオンライン対応力の両立が、これからの不動産会社の競争力を左右する時代に入ったといえるでしょう。
※出典:アットホーム株式会社「オンラインでの住まい探しに関する調査 2025 賃貸編」(調査期間:2025年7月18日~7月22日)
※画像参照:PR TIMES



















