「SUUMO」物件ライブラリーにマンション管理適正評価制度の管理評価掲載開始!管理状態を可視化し、購入検討時の情報を充実
<ニュース概要>
一般社団法人マンション管理業協会は、同協会が運営する「マンション管理適正評価制度」の管理状態評価結果(★の6段階表示)を、株式会社リクルートが運営する「SUUMO物件ライブラリー」に掲載開始したと発表しました。

取り組みのポイント
● 購入検討の早期段階で管理状態を可視化
従来、契約直前にしか確認できなかった情報を、購入検討段階から確認可能に。
● 全国共通の評価基準でわかりやすく表示
国家資格を持つ専門家が、全国統一基準に基づき、6段階で★評価。
専門知識がなくても管理の質をひと目で判断可能。
● 管理の質を市場価値に反映
適切な管理がされているマンションが市場で正当に評価される仕組みを推進。
管理状態の情報開示により、取引価格や市場透明性の向上にも寄与。
管理水準と価格プレミアム
本制度は学術研究にも取り上げられており、横浜市立大学の公開シンポジウム(2024年3月開催)では「管理水準が高いマンションほど価格に反映される傾向がある」との調査結果が報告されました。
特に総合評価★5の物件では、約11%の価格プレミアムが確認されています(一定の前提条件下での分析による)。

★3以上の物件:未評価物件と比べ価格が高い傾向
★5の物件:およそ11%の価格上昇が確認
マンション管理適正評価制度について
同制度はマンション管理業協会が2022年4月に運用を開始した全国共通のマンション管理に関わる評価基準です。マンションの管理組合が委託するマンション管理業協会指定の講習を修了した管理業務主任者またはマンション管理士が、マンションの管理状態や管理組合運営などを評価し、★6段階で表示します。
協会は2025年度内に登録件数1万5千件を目指しており、情報の蓄積によって不動産流通市場の透明性向上や流通の活性化が期待されています。
▼関連リンク
▼詳しくは、下記URLをご覧ください。
・https://www.kanrikyo.or.jp/news/data/20250902presschousa.pdf
まとめ
マンション購入において「立地」や「価格」は重視されがちですが、実際に住んでからの快適性や資産価値の維持には「管理状態」が大きく影響します。今回の取り組みは、購入希望者が早期の段階から客観的に管理状況を把握できる仕組みを提供するものであり、今後の不動産取引における大きな一歩といえるでしょう。
評価制度が浸透すれば、適切に管理されているマンションの価値が正しく認識され、ひいては健全なマンション市場形成につながると考えられます。
※画像参照:PR TIMES



















