マンション向けDXソリューション「アプリStation」の各種機能を単体提供開始
<ニュース概要>
株式会社ファミリーネット・ジャパンは、マンション向けDXソリューション「アプリStation(特許第7451381号)」について、各機能の単体提供を開始すると発表しました。
これにより、マンションのオーナー・居住者向けアプリやWEBサイトと、アプリStationを連携させることで、既に提供を開始しているシステムにAIチャット・お知らせ配信・日程調整などの機能を追加導入できるようになります。

機能①:各物件に最適化された「AIチャット」
AIチャット機能は、マンションごとの管理規約や運用ルールに合わせた回答が可能です。
共用施設の予約方法や駐車場の申し込みなど、物件ごとに異なる運用にも対応します。また、「書類を投函してほしい」「折り返し電話が欲しい」といった伝言受付にも対応しており、デジタル化が難しい業務の一次受けをAIが担う仕組みです。
これにより、問い合わせ対応にかかる業務負荷の削減が期待されており、管理会社からは「対応時間が大幅に減少した」との声もあるとしています。
関連リリースでは、AIチャットボットサービス「Virtual レスポンス」において、AIによる対話成功率が96%を突破したことも発表されています。
出典:https://www.fnj.co.jp/news/20240125-1/
機能②:属性指定が可能な「お知らせ配信」
お知らせ配信機能では、マンション名・部屋番号・ユーザー属性(オーナー/賃借人)などを指定した配信が可能です。
一斉通知はもちろん、特定住戸への個別連絡や書類データの送付にも対応します。メール通知機能や既読確認機能も備えており、情報伝達の確実性向上が図られています。
紙掲示やポスティングに依存していた従来の連絡手法から、デジタル通知への移行を後押しする機能といえます。
機能③:イベント・立会いの「日程調整」
内覧会や引渡し説明会、点検、工事立会いなどの出欠管理や日程調整を、WEBやアプリ上で受け付けることが可能です。
担当者数に応じた予約枠設定もできるため、特定日への予約集中を防ぎ、管理側の個別連絡や再調整作業を削減します。
特に新築分譲や大規模修繕時など、多数の入居者対応が発生する場面での効率化が期待されます。
まとめ
マンション管理の現場では、システム刷新に対するコストや移行負担が導入障壁となるケースが少なくありません。
今回の単体機能提供は、「既存基盤を活かしながら不足機能だけを追加する」という現実的なアプローチを提示しています。特にAIチャットによる一次対応の自動化や、既読管理付きの通知配信は、慢性的な人手不足に悩む管理業界にとって有効な選択肢となり得るでしょう。
一方で、各マンション固有のルールや運用への最適化精度、AI回答の継続的なアップデート体制などが今後の差別化ポイントになりそうです。
マンション管理DXは単なるIT導入ではなく、「業務フローそのものの再設計」が問われるフェーズに入っています。今回の取り組みは、その過渡期における実務的な解決策の一つとして注目されます。
今後の導入事例や効果検証の動向にも注視していきたいです。



















