ノーコードWebマニュアル「入居者たすけっと」をリリース Webマニュアル活用で入居者自身が問題解決することでお困りごとの問い合わせ数削減を実現
<ニュース概要>
株式会社クラスココンサルファームは、ノーコードWEBマニュアル「入居者たすけっと」をリリースしました。このツールは賃貸物件の入居者向けに開発されたもので、特に夜間に発生するトラブルへの対応を支援する目的があります。
「入居者たすけっと」開発の背景
賃貸物件の入居者は、仕事を終えて帰宅する時間帯に発生するトラブルに対して、賃貸管理会社や業者が営業時間外であるため、緊急対応電話が設けられているものの、緊急でない限り対応が後日になるケースが多々ありました。そこで、入居者の利便性向上を目指して、「入居者たすけっと」が開発されました。
「入居者たすけっと」の特徴
「入居者たすけっと」は、トラブルが発生しそうな場所にそれぞれ二次元バーコードを貼り付ける仕組みです。例えば、エアコンの二次元バーコードを読み取ると、エアコンのトラブル対応マニュアルがスマホに表示されます。マニュアルには、文字だけでなく動画や画像も使用されており、分かりやすく解説されています。このシステムにより、入居者は自分で問題を解決できるようになり、賃貸管理会社の負担も軽減されます。
導入効果と利用実績
クラスコがこのシステムを導入した結果、年間の不具合対応案件数が1,056件減少しました。これにより、入居者の困りごとが減少し、賃貸管理会社の業務効率化と顧客満足度の向上に貢献しています。さらに、「たすけっと」はノーコードツールのため、テクノロジーの知識やスキルがないスタッフでも簡単に修正や追加が行えます。
災害時の対応
例えば、令和6年の能登半島地震では、その日のうちに地震専用のマニュアルを追加し、28,000件のアクセスがありました。このシステムを通じて電話がパンクする中でも1,138件の地震被害報告を入居者から受け取ることができました。
「入居者たすけっと」とは?
「入居者たすけっと」は、入居者が自分で問題を解決できるノーコードWEBマニュアルツールです。エアコンやトイレなどトラブルが多く発生する箇所に貼り付けられた二次元コードをスマホで読み取ることで、動画やマニュアルを確認し、自分で解決することができます。全国共通の項目については動画付きの説明マニュアルが収録されており、独自のマニュアルや説明動画を追加することも可能です。
室内の2次元コードから即アクセスが可能
まとめ
「入居者たすけっと」は、賃貸管理業務の効率化と顧客満足度向上に寄与する革新的なツールです。賃貸物件の入居者が自分で問題を解決できるようになることで、管理会社の負担が軽減されるだけでなく、入居者にとっても安心して生活できる環境が整います。このようなツールの導入は、今後の賃貸管理業界において標準となることが期待されます。
※画像参照:PR TIMES