~国家資格として4回目~ 賃貸不動産経営管理士試験を実施し、30,194名が受験
<ニュース概要>
令和6年度賃貸不動産経営管理士試験が11月17日(日)、全国38地域70会場で実施されました。一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会の発表によると、今年の受験者数は速報値で30,194名、受験率は88.9%でした。
合格発表と資格登録について
合格発表は令和6年12月26日(木)午前10時に協議会のホームページで行われ、合格者の受験番号が掲示されます。また、合格者には令和7年1月7日(火)に合格通知書が送付されます。その後、合格者は以下の要件を満たすことで資格登録が可能となります。
- 賃貸住宅管理業務に関する2年以上の実務経験を有すること
- または、実務経験に代わる実務講習を修了すること
資格登録手続きを完了した者は、令和7年4月1日より賃貸不動産経営管理士として正式に登録されます。
賃貸不動産経営管理士の役割
賃貸不動産経営管理士は、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」において、賃貸住宅管理業務を行ううえで設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされた国家資格です。この資格を持つ専門家は、賃貸住宅の適正な管理を通じて、以下のような重要な役割を担っています。
- 賃貸不動産所有者の資産の有効活用
- 賃借人の安全・安心の確保
- 賃貸住宅管理の透明性と信頼性の向上
これにより、賃貸市場全体の発展に寄与しています。
まとめ
賃貸不動産経営管理士試験は、賃貸管理のプロフェッショナルとしてのスキルを証明する重要な国家資格です。特に、業界の法制度が強化される中で、この資格の存在意義は年々高まっています。受験者数が3万人を超えたことからも、業界関係者の意識の高まりが伺えます。
賃貸不動産管理は多くの人々の暮らしに直結する分野であり、今後ますます需要が拡大していくでしょう。