「ITANDI BB」、物件資料自動作成機能を全ての物件で利用可能に、物件一覧ページからの資料作成で操作ステップを削減、デザイン品質と利便性向上
<ニュース概要>
イタンジ株式会社は、2025年11月10日より、同社が提供するリアルタイム不動産業者間サイト「ITANDI BB」において、物件資料自動作成機能が全掲載物件を対象に利用可能になったと発表しました。管理会社が希望しない場合は機能をオフに設定することもできます。
背景
従来、賃貸不動産仲介会社は「ITANDI BB」などの不動産業者間サイトを通じ、賃貸管理会社が作成した募集図面をダウンロードして入居希望者への提案に活用していました。しかし、管理会社が募集図面を作成していない場合や、サイトに登録していない場合は、仲介会社が自ら資料を作成する必要があり、業務負担が課題となっていました。
また、これまでの「ITANDI BB」では一部の物件のみが自動資料作成の対象であり(※1)、対象外物件については手作業で対応する必要がありました。
機能概要
今回のアップデートにより、「ITANDI BB」に掲載されている全ての物件が自動資料作成の対象となります。仲介会社は、登録されている写真や間取り図の点数に応じて最適なレイアウトを自動選択し、統一感あるフォーマットで物件資料を作成できるようになりました。
さらに、2025年10月の先行アップデートでは、物件一覧画面に「物件資料」ボタンを新設。物件詳細ページに遷移せずに資料作成が行えるようになり、操作性が向上しています。
期待される効果
この機能拡張により、仲介会社は資料作成にかかる時間と手間を大幅に削減し、入居希望者への迅速な物件提案が可能になります。管理会社にとっても、図面作成の手間をかけずに自社物件の提案機会を増やすことができ、双方にとって業務効率化が期待されます。
まとめ
不動産業界では近年、物件情報のリアルタイム化とDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでいます。今回のイタンジの取り組みは、業界全体の課題である「図面作成・共有の手間」を軽減するものであり、現場の仲介担当者にとって実務的な効果が大きいといえます。
特に、全物件対応による資料作成の自動化は、提案スピードの向上だけでなく、顧客満足度の向上にも寄与する可能性があります。今後は、こうした機能が他の業者間システムにも広がることで、不動産取引の効率化が一層進むことが期待されます。
◆ 「ITANDI BB」で作成された物件資料イメージ
◆ リアルタイム不動産業者間サイト「ITANDI BB」 概要
賃貸物件への⼊居申込と募集情報を即座に同期させることで、⼊居申込の有無や番⼿をリアルタイムに確認(※2)でき、おとり物件の削減にも貢献する不動産業者間サイトです。物件確認、内⾒予約、⼊居申込、家賃債務保証会社・保険会社への審査、重要事項説明、契約の⼀連の業務をオンライン上でワンストップに⾏うことが可能で(※3)、素早く効率的な契約成⽴を⽀援します。賃貸仲介会社からのサイトアクセス数(PV数)は4年連続で129%以上増加(※4)。全国の賃貸⼊居申込の約40%で利用(※5)され、不動産業界のインフラとして活用されています。
(※1)一定以上の物件情報設定が入っており、機能の利用設定がされている特定の管理会社の物件
(※2)紙書類等、「ITANDI BB」とシステム連携しない方法での⼊居申込のケースを除きます。
(※3)賃貸管理の業務支援サービス「ITANDI 賃貸管理」との連携によります。
(※4)2020年11月〜2021年1月期を起点として、2024年11月〜2025年1月期までの各年において、前年同期比129%以上の成長率を記録していることを示します。
(※5)全国賃貸住宅新聞発⾏「賃貸仲介・⼊居者動向 データブック 2024」の2023年賃貸仲介件数(推計)178万件より、ITANDIの申込から契約までのキャンセル率33%を基に⼊居申込数を265万件と算出し、ITANDIの年間電⼦⼊居申込数107万件から割合を推計。
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