<ニュース概要>
東京R不動産は、新たな新築戸建プロダクトをリリースしたと発表しました。グループの設計チームSPEACおよび相羽建設と共同で開発したもので、「現実的な価格帯」と「自分らしくカスタマイズできる家づくり」を両立させた新しい戸建ての選択肢として打ち出しています。
近年は建築費や土地価格の上昇が続き、理想の住まいを実現するハードルが高まっています。そうした状況のなか、東京R不動産は「欲しい選択肢がないなら、つくるしかない」という考えのもと、これからの時代に合った新築戸建のあり方を形にしたとしています。

背景にあるのは“自分らしい家”の選択肢不足
今回のプロダクト開発では、主に3つのポイントが重視されたといいます。
1つ目は、現実的な価格帯であることです。
2つ目は、間取りや内装を自分好みにカスタマイズできることです。
3つ目は、家の外にある豊かさを室内へ最大限に取り込めるデザインであることです。
建設費を抑えるための施工面での工夫を重ねながら、暮らし方の自由度と空間としての魅力を両立させた点が特徴とされています。
大きな土間と窓で、内と外がゆるやかにつながる設計
この新築戸建プロダクトの大きな特徴は、庭に面した約10.5畳の大きな土間と大開口の窓です。光や風、緑といった外部環境を住まいの中に引き込み、室内にいながら外とのつながりを感じられる設計となっています。
この土間空間は、一般的なリビングやダイニングとして使うだけでなく、仕事場や趣味のスペース、小さな店舗のような使い方まで想定されています。単なる住宅の一部ではなく、暮らし方に合わせて柔軟に変化できる余白として計画されている点が印象的です。
“完成しすぎていない家”だからこそ、自分らしく育てられる
ベースとなる空間は、ラフな木の素材感を活かした「素地空間」とされています。シンプルな状態でもそのまま住める一方で、間取りや仕上げ、外壁、サッシなどを選びながら、自分好みの一軒に仕上げていける仕様です。
東京R不動産はこれまで20年以上にわたり、リノベーションを通じて多様な住まい方を提案してきました。今回の新築戸建プロダクトにも、そうしたリノベーションの知見や、住み手が求める自由度への理解が反映されているようです。
既製品として完成された住宅を買うのではなく、ある程度の“素地”を持った家をベースに、自分の価値観や暮らしに合わせて整えていく発想が、このプロダクトの核にあるといえそうです。
相羽建設との連携で、家づくりの実装力も担保
パートナーとして参画する相羽建設株式会社は、自然素材を使った注文住宅を長年手がけてきた工務店です。大工の育成から施工、アフターメンテナンスまで一貫して担う体制を持ち、地域に根ざした家づくりを続けてきました。
また、10年以上にわたり複数の分譲住宅地にも関わってきた実績があります。今回のプロダクトでも、デザイン性だけでなく、暮らしの継続性や街区全体の価値形成まで視野に入れた取り組みが期待されます。
第一弾は西東京市の「柳沢プロジェクト」
本プロダクトの初展開地として、西東京市では「柳沢プロジェクト」がスタートしています。現在、購入者を募集中とのことです。
このプロジェクトでは、2,000本の木を植え、17軒の家が集まることで、塀や柵のない一体的な緑の街並みをつくる計画が掲げられています。コンセプトは「みんなでひとつの庭に住む」というもので、都市郊外における新しい暮らし方の提案として注目されます。
個々の住宅だけでなく、街全体をひとつの風景として設計しようとする姿勢は、近年の戸建て分譲においても差別化ポイントになりそうです。閉じた住まいではなく、周囲との緩やかなつながりを前提にした住宅地づくりとして、今後の反響が気になるところです。

関連Instagram
https://www.instagram.com/new_new_field/
4月18日にモデルハウスオープンデーを開催
2026年4月18日(土)には、モデルハウスオープンデーが開催されます。時間は10時30分から17時30分まで、参加費は無料です。各プログラムは予約制となっています。
会場は東京都東村山市秋津町3-3で、最寄り駅は所沢駅です。当日はシャトルバスも用意される予定です。
当日は以下のプログラムが実施されます。
・柳沢プロジェクト予定地の見学会(バスツアー)
・相羽建設の住まい手によるトークセッション
・住宅地をめぐるバスツアー
なお、モデルハウスのみの自由見学も可能と案内されています。実際の空間や街づくりの考え方を体感できる機会として、関心のある方には参考になりそうです。
詳細ページ
https://www.realtokyoestate.co.jp/column.php?n=2231
オンライントークイベントも実施
モデルハウス公開に先立ち、2026年4月9日(木)19時30分から20時30分まで、オンラインイベントも開催されます。テーマは「R不動産が戸建てプロダクト、つくりました。その中身、公開します!」で、参加は無料、Zoomでの実施となっています。後日アーカイブも公開予定です。
プロダクトの背景や設計思想、どのような住まい方を想定しているのかを知るうえで、オンラインでも情報を得られる機会となりそうです。
詳細ページ
https://www.realtokyoestate.co.jp/column.php?n=2233
まとめ
今回の発表は、住宅価格の上昇で「注文住宅は高すぎる、建売では物足りない」と感じる層に向けた、新しい中間的な提案として注目されそうです。完成された家を売るのではなく、住み手が自分らしく手を加えられる余白を残している点に、東京R不動産らしさが出ています。
また、家単体ではなく、庭や街並み、近隣との関係性まで含めて価値をつくろうとしている点も印象的です。今後は、こうした“暮らし方ごと提案する住宅”が、郊外戸建て市場でどこまで支持を広げるかが注目されます。



















