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部屋選びは「家賃」重視へ 築年数へのこだわりは低下、設備では「エアコン」が首位 ハウスコム株式会社が「2026年度“部屋選び”に関する調査」を実施

部屋選びは「家賃」重視へ 築年数へのこだわりは低下、設備では「エアコン」が首位 ハウスコム株式会社が「2026年度“部屋選び”に関する調査」を実施

ハウスコム株式会社は、「2026年度“部屋選び”に関する調査」を実施しました。

本調査は、過去1年以内に賃貸住宅へ引っ越した、または今後1年以内に賃貸物件へ引っ越し予定の15~49歳男女660人を対象に、部屋選びで重視する条件や、引っ越し後の満足度、情報収集の方法などを調べたものです。

調査概要

  • 調査名称:2026年度“部屋選び”に関する調査
  • 調査期間:2026年6月23日~6月27日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:過去1年以内(2025年6月以降)に賃貸住宅に引っ越した、または1年以内(2027年6月まで)に賃貸物件に引っ越し予定で、その際自身で物件選びをした15~49歳の男女
  • 調査人数:660人
  • モニター提供元:RCリサーチデータ

※本リリースのスコア構成比(%)は、小数点第2位を四捨五入しています。グラフ上の数字の合計と表示されている合計値は一致しない場合があります。

部屋選びで重視するのは「家賃」「広さ」「交通アクセス」

引っ越しの際に重視する項目では、1位が「家賃」(64.8%)、2位が「広さ/間取り」(50.0%)、3位が「最寄り駅の路線/交通アクセス」(39.7%)、4位が「最寄り駅までの距離」(35.0%)となりました。

上位4項目の順位は前年度と同じで、部屋選びでは引き続き、家賃、広さ、交通アクセスが重視されていることが分かります。

一方で、「築年数」や「独立したトイレ」を重視する人は前年度より減少しました。家賃や立地を優先するなかで、一部の設備条件や築年数については、条件を柔軟に見る人も増えている可能性があります。

また、「最も重視する項目」でも「家賃」(30.5%)が1位となり、前年度から4.0ポイント増加しました。物価高や生活費の上昇が続くなかで、住居費を抑えたい意識がより強まっていることがうかがえます。

希望する間取りは「2LDK」が最多に

引っ越した部屋、または引っ越し時に希望する部屋の間取りでは、「2LDK」(18.3%)が1位となりました。

前年度は「1LDK」と同率1位でしたが、今年度は「2LDK」が単独トップとなっています。

2位は「1LDK」(16.2%)、3位は「1K」(15.9%)で、上位の顔ぶれに大きな変化はありませんでした。単身者からカップル、ファミリーまで、ライフスタイルに合わせて一定の広さを求める傾向が見られます。

家賃の中央値は70,000円で、前年度からほぼ横ばい

引っ越した部屋、または引っ越し時に希望する部屋の家賃については、中央値が70,000円となりました。

前年度の69,480円から520円の微増で、大きな変動はなく、ほぼ横ばいの水準となっています。

設備では「エアコン」が1位に上昇

引っ越した部屋、または引っ越し時に希望する部屋の設備では、「エアコン」(68.0%)が1位となりました。

前年度は3位でしたが、8.5ポイント増加してトップに上昇しています。

2位は「キッチン」(67.0%)、3位は「独立バス/トイレ」(62.6%)でした。

近年はエアコン本体や設置費用も上昇しているため、最初からエアコンが備わっている物件を重視する人が増えている可能性があります。特に2LDKなど部屋数の多い物件では、すべての居室にエアコンが設置されているとは限らないため、入居後の追加費用を避けたい意識もありそうです。

築年数は「10年以内」が1位も、築古物件を選ぶ人も増加

希望する築年数では、「10年以内」(12.9%)が1位を維持しました。

一方で、「20年以内」(11.7%)や「31年以上」(11.5%)を選ぶ割合は前年度より上昇しています。

築年数が新しい物件への希望は根強いものの、家賃を抑えるために築年数が経過した物件も選択肢に入れる人が増えていると考えられます。築年数だけで判断するのではなく、家賃や設備、管理状態とのバランスを見る傾向が強まっているようです。

引っ越し先の満足度は平均73.2点

引っ越しをした人に、引っ越し先の満足度を100点満点で評価してもらったところ、平均は73.2点となりました。

前年度の72.1点から1.1点上昇しています。

満足している点としては、「駅からの近さ」「周辺環境の利便性」「部屋の広さや間取り」「部屋の綺麗さ」などが多く挙がりました。

一方、不満な点では「周囲の騒音」や「隣人の生活音」といった音に関する声が見られました。立地や部屋の条件に満足していても、実際に住んでから分かる音の問題は、満足度に影響しやすいことが分かります。

部屋探しの情報源は不動産ポータルサイトが首位

部屋探しや部屋選びの際に利用したメディア・情報源では、「物件検索ができる不動産ポータルサイトや不動産会社のウェブサイト」(41.7%)が1位となりました。

前年度からわずかに減少したものの、引き続き首位を維持しています。

一方で、「不動産仲介会社などの店舗(相談や内見)」(31.2%)が2位、「物件検索ができるアプリ」(29.8%)が3位となり、前年度から順位が入れ替わりました。

また、YouTube、Instagram、X(旧Twitter)、TikTokといったSNS関連メディアの利用率は、前年度より減少しています。部屋探しでは、SNSよりも物件情報を直接比較できるサイトや、実店舗での相談を重視する動きが見られます。

ライフスタイルに合う部屋選びへの意識は高水準

引っ越し時の考え方では、「物件は単純なスペックではなく、自分のライフスタイルに合っているかで選ぶ」に「あてはまる」と回答した人が88.5%となりました。

また、「人気エリアや都心部でなくても、自分のライフスタイルに合わせて物件を選ぶ」も83.6%と高い水準でした。

一方で、「家賃が高くても自分の好きな街に住みたい」は前年度より減少しています。好きな街へのこだわりよりも、家賃や周辺施設、生活動線とのバランスを重視する人が増えていることがうかがえます。

家の周辺にあってほしい施設では、1位「スーパー」(64.2%)、2位「コンビニ」(58.6%)、3位「ドラッグストア」(55.9%)となり、上位3項目は前年度と同じでした。

日々の買い物や生活に直結する施設へのニーズは、引き続き高い傾向にあります。

まとめ

今回の調査から、賃貸住宅の部屋選びでは「家賃」「広さ」「交通アクセス」という基本条件が引き続き重視されていることが分かります。

一方で、築年数へのこだわりがやや弱まり、築年数が経過した物件も選択肢に入れる人が増えている点は、住居費を抑えながら自分に合う住まいを探す流れを感じさせます。

また、エアコンへのニーズが高まっていることも印象的です。物件そのものの家賃だけでなく、入居後にかかる設備購入費や設置費用まで含めて考える人が増えているのかもしれません。

これからの部屋探しでは、駅近や築浅といった分かりやすい条件だけでなく、生活費全体、周辺施設、部屋の使いやすさ、入居後の快適さまで含めて判断することが大切になりそうです。不動産会社にとっても、物件の条件を並べるだけでなく、「どんな暮らしに合う部屋なのか」を分かりやすく伝えることが、より重要になっていくと感じます。

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