不動産売却のブラックボックスを【見える化】する一手とは?既に547社、1,146名が登録!変わりつつある不動産慣行
<ニュース概要>
個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所グループである、らくだ不動産株式会社は、不動産業界の悪慣習である「囲い込み」をなくす「みんならくだ。」のβ版の提供を開始しました。本システムは、不動産取引における透明性を高め、売主・買主・仲介会社の三者が安心して取引を行える新しい仕組みを提供しています。
「囲い込み」とその問題点
「囲い込み」とは、不動産会社が売主から依頼された物件について他社の買主候補を紹介せず、自社顧客との取引を優先する行為を指します。この慣習は、不動産取引に以下のような問題を引き起こしていました。
- 希望価格での成約が難しくなる
- 成約までの期間が長期化する
- 売主に不利な条件で契約が成立する可能性がある
これを受け、国土交通省は2025年1月より「囲い込み」を行った不動産業者に対し、行政処分を行うことを決定しました。
「みんならくだ。」の特徴
「みんならくだ。」は、不動産取引における透明性、公平性、効率性を高めることを目的とした画期的なプラットフォームです。主な特徴は以下の通りです。
①情報の透明性を確保
売却活動や内見情報がリアルタイムで売主に共有され、囲い込みのリスクを防止。売主のアピールポイントをダイレクトに買主に届けるなど、売主・買主双方が正確な情報に基づいて判断できる環境を提供。
②取引の効率化
内見調整や広告掲載がワンクリックで申請可能。仲介業務の負担を軽減。登録仲介業者間での情報共有がスムーズに行える仕組みを構築。
③公平性を実現
登録済みの弊社売却担当案件に買主から直接問い合わせがあった場合は、協力不動産会社に無償送客。売主・買主の担当を分けることで、利益相反を回避。
PR TIMES
このシステムは、2024年12月5日時点で全国547社の仲介会社と1,146名の仲介担当者が登録しており、今後の利用拡大が期待されています。
まとめ
「みんならくだ。」は、不動産業界の透明性を高めると同時に、売主・買主の双方に公平な取引の機会を提供する新しいスタンダードとなり得るシステムです。これにより、不動産取引のトラブル軽減や市場の活性化が期待できます。
不動産取引において、売主や買主が安心して取引できる環境を整えることは業界全体の課題です。「みんならくだ。」の普及によって、「囲い込み」に代表される不適切な商慣行の解消が進むことで、不動産業界の信頼性向上につながるでしょう。
「みんならくだ。」https://minna-rakuda.com/
※閲覧・利用に際しての費用は発生いたしません。
※画像参照:PR TIMES