フリエ住まい総研「近年の新居探し」に関する実態調査|主に心理的要因から新居探しで不安を感じる人は8割以上という結果に、不動産会社に求めることは「物件数」とスタッフの「経験・知識・人柄」
<ニュース概要>
株式会社FLIEが運営する不動産売買プラットフォーム「FLIE(フリエ)」は、住まいや暮らしに関する調査機関「フリエ住まい総研」を通じて、新居探しに関する最新の調査結果を発表しました。
新居探しの不安、8割以上が感じる結果に
調査結果によると、新居探しにおいて「非常に不安を感じた」23%、「少し不安を感じた」62.9%を合わせると、実に8割以上の人が何らかの不安を感じていることが明らかになりました。

特に、不安の要因としては以下の点が挙げられています。
- 近隣住民とのトラブル(54.3%)
- 治安やセキュリティ面(42.2%)
- 不動産会社とのやり取り(37.4%)
- 外部騒音(31.6%)

住んだ後の環境に対する心理的な懸念が多くの人に共通する課題となっていることが分かります。
不動産会社に求められる要素とは
新居探しにおいて、不動産会社に求めるものについても調査が行われました。結果として、
- 「紹介可能な物件数」(58.8%)
- 「スタッフの経験・知識」(57.2%)
- 「スタッフの人柄」(52.7%)
といった要素が特に重要視されていることが分かりました。
物件数の豊富さが第一に求められる一方で、担当者の経験や知識、人柄が選定の重要なポイントとなっていることがうかがえます。
新居探しの不満点とオンライン内見の課題
過去の新居探しにおける不満点としては、
- オンライン内見後、思ったより部屋が狭かった(40代)
- 担当者が押し売りしてくる(20代)
- 住んでみないと分からないことを教えてくれない(50代)
- いらないオプションが必須になっている(30代)
といった声が挙がりました。
オンライン内見の普及により、現地に足を運ばずに物件を決めることが可能になった一方で、「実際のイメージと違った」といった不満の声も見受けられます。
引っ越しオールインワンサービスへの関心
また、「もしも」の話として引っ越し作業だけでなく、ライフラインのあらゆる手続き全般を一括で代行する「引っ越しオールインワンパッケージサービス」が存在したら利用したいかについても調査が行われました。
- サービスを「利用してみたい」68.4%
- 利用希望価格帯は「千円~5千円未満」42.5%、「5千円~1万円未満」37.9%


特に「仕事で対応が難しい」「子連れでの役所手続きが大変」といった理由から、利便性の高い引っ越しサポートサービスへの関心が高いことが分かりました。
まとめ
本調査から、新居探しにおいて多くの人が心理的な不安を抱えていることが明らかになりました。特に、住環境に関する懸念が大きく、不動産会社のサポート体制や担当者の対応がカギを握ることがうかがえます。
また、オンライン内見の普及により利便性が向上した一方で、「実際のイメージと異なる」という課題も残っています。今後は、バーチャル内見の精度向上や、より透明性の高い情報提供が求められるでしょう。
さらに、引っ越しに関わる手続きを一括で代行するサービスへのニーズも高まっており、利便性を重視した新たなサービスの拡充が期待されます。
今後、不動産業界は顧客の不安を軽減するための新たな取り組みが求められるといえるでしょう。
調査概要
- 調査方法: インターネット自社調査
- 調査対象: 20歳以上で過去3年の間に新居探しを行った方 313名
- 調査時期: 2025年3月
- クレジット:株式会社FLIE 「フリエ住まい総研」
フリエ住まい総研URL: https://flie.jp/magazine/category/features/research/
※画像参照:PR TIMES